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自己表現優先のセルフィー市場再燃中! キヤノンの自撮り特化ビデオカメラ「iVIS mini X」が凄い

ITライフハック / 2014年12月16日 17時0分

写真

街中の観光スポットやカフェやファーストフード店の前でセルフィースティック(自撮り棒)にスマートフォンをセットして自分(自分たち)を撮影している人たちをよく見掛ける。昨年から引き続き、自分で自分を撮る「自撮り」(セルフィー)ブームが再加熱しており、日経トレンディによる2015年のヒット予測の第2位はセルフィースマホになるのではないかという予測まで出ている。

自撮り棒はローアングルや俯瞰で自分たちを撮影するくらいでしか威力を発揮しない。なぜならスマートフォンのカメラはパンフォーカスレンズが中心となっており、光学ズームや広角レンズを持つスマホは一部機種に限られてしまう。結果、自撮り棒での撮影ではパターンが決まってしまい、誰が撮影しても似たような映像になってしまっている。

たとえばリア凸と言われるジャンルでは、ネット(TwitterやFacebook等)で有名になった場所に自ら出向いていき、その様子を動画に撮影してニコニコ動画やYoutubeなどで公開している人たちがいる。ピンポンと呼び鈴を鳴らすと窓を開けて出迎えてくれるタバコ屋のワンチャン、毎日もの凄い行列ができるお菓子屋さんといった有名な場所に行っては、自分を写して解説をしながら、そうした場所に向かい、実際どうなのかを動画で見せている。実際に自分たちも出かけたような気分になれるので人気だ。

こうしたセルフィー市場向けのビデオカメラとして、ソニーやカシオ、HTCといったメーカーから自撮り向けの機能に特化したデジタルビデオカメラが登場してきた。

これら以外にも、スポーツ時に頭に装着するアクションカムといったジャンルの市場も形成されてきており、動画撮影でも各種用途にある程度対応できるカメラが求められるようになってきた。そこでキヤノンは今年10月、セルフィー(自撮り)やアクションカムとしても使えるデジタルビデオカメラ「iVIS mini X」を発売した。今回「iVIS mini X」の実機に触れる機会を得たので、セルフィー向け機能の実際の使い勝手を紹介したいと思う。

■近距離から広々と撮影できる広角ワイドアングルレンズ
「iVIS mini X」は昨年の9月に発売された「iVIS mini」の後継機種となる。超広角撮影が楽しめるレンズを搭載しており、自立式スタンドとバリアングル液晶により、撮影状況がその場で確かめられる点で、手持ちのビデオカメラよりも自撮りに適している。

最大の魅力は、何と言っても至近距離から広々撮れるワイドアングルレンズを搭載したことだ。対角約170度(静止画撮影時、MP4動画撮影時は対角約160度)のワイドアングルレンズなので、超近距離からでも幅広く撮影でき、遠近感が強調されたダイナミックな映像表現が可能になっている。

多様な撮影アングルに対応するバリアングル液晶モニターと最大で約60度まで自立する内蔵スタンドの採用により、下記のような、さまざまな撮影スタイルを楽しめる。

1.「閉じた状態」でローアングル撮影が楽しめる。
2.「背面側へ開いた状態」で俯瞰撮影(※高い位置から被写体を見おろす撮影)。
3.「対面側へ開いた状態」で構図を確認しながら、自分撮り。置き撮りができる。

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ビデオカメラは、手持ちで自分以外の対象物の撮影を中心としたのが普通だ。さまざまな撮影スタイルを楽しむためには、別途オプションの三脚や装着用パーツが必要な製品もある。「iVIS mini X」であれば、趣味を楽しむ自分の姿や、家族・仲間と一緒に過ごす様子を、そうしたオプション類を使うことなく自由なスタイルで撮影できるというわけだ。

■屋外での実況に威力を発揮
「iVIS mini X」は室内で使うのもよいが、屋外に持ち出せば、より楽しい実況動画を撮影できそうだ。というわけで、早速、本製品を片手に近所の動物園に行ってみた。

まずは、動物園で大人気の像さん。屋内での撮影だったが、ほとんどブレることがなく撮影できた。そのまま手持ちで自撮りによる解説を入れられる点は、他社のビデオカメラにない大きな魅力だ。
     
薄暗い獣舎でも、キレイに撮影できた。

薄暗い獣舎でも、キレイに撮影できた。

超広角撮影に切り替えれば、今まで収まりきらなかった広範囲の撮影が可能だ。これを見れば、対角約170度(静止画撮影時、MP4動画撮影時は対角約160度)のワイドアングルレンズの威力がハッキリとわかるだろう。
   
同じ位置で超広角撮影に切り替えてみた。いかに広い範囲をカバーできるかがわかる。

同じ位置で超広角撮影に切り替えてみた。いかに広い範囲をカバーできるかがわかる。

園内には、電車や観覧車、メリーゴーランドのような乗り物もあったので、これらも撮影してみた。「iVIS mini X」は軽いので、手持ちでもまったく苦がないうえに、実況を入れたいときには、すぐに切り替えられるので、使い勝手は申し分ない。
     
子供が乗った電車が通り過ぎた瞬間、自撮りで実況を入れることが可能だ。

子供が乗った電車が通り過ぎた瞬間、自撮りで実況を入れることが可能だ。


          
このようなかたちで、撮影ができる。

このようなかたちで、撮影ができる。

撮影したビデオをパソコンで再生してみると、小型ビデオカメラで撮影したものとは思えない高画質な映像に驚く。それもそのはず。「iVIS mini X」は約1280万画素の高感度CMOSセンサーと、高性能な映像処理エンジンである「DIGIC DV 4」の連携による「HS SYSTEM」を採用しているためだ。DIGICエンジンの高性能さは静止画・動画ともに高解像感・低ノイズでの映像記録ができるところにある。

また、記録音声についても、非常に良く、クリアだ。小型のビデオカメラは、小型化を優先するあまり、マイクがどうしても小さなものになってしまい、高音質で録画するには別途、マイクを用意する必要があった。その点、本製品では大口径ステレオマイクロホンを搭載したことにより、標準のマイクでも低音から高音までノイズの少ない臨場感のある音声記録が可能となっている。

本製品のマイクは非圧縮のリニアPCM記録(※AVCHD 24Mbps時のみ対応)に対応しており、原音に忠実な音を記録できるほか、オーディオ調整に便利な機能を充実させている。これなら、音にこだわるユーザーの高いニーズにも応えることができるだろう。
     
「iVIS mini X」のレンズの左右に設けられた大口径ステレオマイクロホン

「iVIS mini X」のレンズの左右に設けられた大口径ステレオマイクロホン

以上のように、「iVIS mini X」を紹介してきたが高画質、なおかつ大口径のマイク、さらに3時間は余裕で撮影できる大容量バッテリーの搭載とセルフィー用途だけでなく通常の動画撮影にも向く製品であることが理解してもらえたことと思う。さらにWi-Fi機能により、撮影した映像をスマートフォンなどのモバイル端末経由で、SNSや動画投稿サイトなどにアップロードすることができる機能も持っており、単体だけでなくスマホやタブレットと連携させることで活用の場がさらに広がるようになっている。本製品をスマートフォンと一緒に持ち歩けば、イベントの実況など、リアルタイムの映像配信にも便利に使えることは間違いない。

撮影した映像をスマートフォンで、SNSや動画投稿サイトなどにアップロードできる。

撮影した映像をスマートフォンで、SNSや動画投稿サイトなどにアップロードできる。

これから迎えるクリスマスイベントや年末・年始の様々なイベント、iVIS mini Xを持って街に繰り出せば、それこそありとあらゆるシーンを自分や友人たちを含めて映像に残すことができる。撮影者だけがファインダーの向こうにいる時代は終わった。みなとワイワイ一緒に映ることができるセルフィーカメラiVIS mini Xを使って、自分の姿も皆と一緒に残して行こう。

■「iVIS mini X」スペシャルサイト

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