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日本HPからCore M搭載の薄型ノート「HP EliteBook Folio 1020 G1」が登場【デジ通】

ITライフハック / 2014年12月24日 13時0分

日本HPからCore M搭載の薄型ノート「HP EliteBook Folio 1020 G1」が登場【デジ通】

ここのところ、スペックは高くないけれど、そこそこ使えるCeleronやAtom搭載の低価格ノートPCの販売攻勢で話題を集めている日本HPだが、性能も十分なインテルのCore Mを搭載する、薄型のノートパソコン「HP EliteBook Folio 1020 G1」を発表した。

最大部分の厚みは15.7mmとクラムシェル型のノートパソコンとしては非常に薄く、重量は1kgから。企業向けの製品で、筐体にはカーボンファイバーやマグネシウムリチウム合金を採用し、デザイン製も質感も高い。26方向の落下、衝撃テストをパスし、米軍調達基準にも準拠しているという。低価格ノートだけでなく、様々に使える高性能ノートもしっかり出しているというわけだ。

HPf2

現在発表されているほとんどのCore M採用品は、冷却用のファンが搭載されている。この製品には一般的なタブレットと同じく冷却ファンが搭載されていないファンレスとなっている。ファンレスゆえにファンの回転ノイズは発生しないし、存在しないファンは故障するはずもないので可動部分の故障率も下がる。ただファンを搭載しないことでの発熱が気になるが、低消費電力が売りのCore Mなので問題はなと見ていいだろう。

低消費電力になったことで、ACアダプターも小型になり出張時に持ち歩くトータルでの重量も減らせる。本製品は企業向けということで、堅牢製以外にもセキュリティ関連の機能はすべて入っており、Intel vPro、指紋認証、BIOS保護、暗号化、FeliCaにも対応するNFCリーダーが搭載される。

NFCリーダーはタッチパッド部分にあるが、このタッチパッドはSynapticsのForcePadという指の圧力を検知できるタッチパッドが採用され、パッドを押す力加減でクリック操作ができるようになっている。

インターフェイスやポート類は他の薄型製品と同様にHDMI、USB3.0×2、ステレオマイクコンボジャックといった感じだ。拡張コネクターがありドッキングステーションに接続できるようになっている。このドッキングステーションは同社の企業向け製品と仕様を共通化しているので、他の機種と共用できる。

バッテリーは固定式でユーザーによる交換はできない。設計寿命で1000回の充放電が可能な耐久性の高いバッテリーを採用し駆動時間は9時間であるという。最終的な製品のカスタマイズと検査は日本で行われ、きめ細かな対応も期待できる。液晶サイズは12.5インチだが、フルHD版のモデル、高精細なQHD版を採用するスペシャルエディションがある。価格は未定だが、2015年3月上旬から順次発売予定となっている。

問題は価格で、現在発売されている他のCore M製品はプレミアム向けの市場を狙っているため価格もプレミアムとなっている。この製品の価格は後日発表されるが、低価格ノートPCでかなり頑張った価格を出してきたHPだけに、こちらも頑張った価格になることを期待したい。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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