国立科学博物館から続報、あの火球由来の隕石の2つ目を千葉県船橋市で発見
ITライフハック / 2020年8月4日 16時0分
国立科学博物館は、2020年7月2日(木)2時32分頃に目撃された火球に由来する隕石が、千葉県習志野市に続き、千葉県船橋市にも落下したことを確認した。
■船橋市内で発見
今回発見された隕石は、千葉県習志野市の隕石(仮称:習志野隕石1号)発見地から約1km離れた船橋市内で発見された。
2020年7月22日(水)にアパートの屋根瓦が割れているのが発見され、その修理の際に割れた瓦と一緒に駐車場近くの地面に破片が落ちていた。
習志野市で見つかった隕石(仮称:習志野隕石1号)と同じく千葉県立中央博物館にお問い合わせがあり、実物を確認後、国立科学博物館に分析を依頼された。当館でガンマ線の測定を行って宇宙線生成核種を検出し、隕石であることを確認した。
隕石は、まだガンマ線の測定中だが、隕石の証拠となる宇宙線生成核種のアルミニウム-26(半減期約70万年)、ナトリウム-22(半減期約2.6年)、マンガン-54(半減期約312日)が検出された。マンガン-52(半減期約5.5日)は半減期が短く、しかもあまり強く出ない核種のため、検出は難しいと思われる。しかしながら、マンガン-54が検出されたため、最近の落下であることは間違いない。
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