レノボがCESにおいてNEC開発の超軽量なLenovo LaVie Zの2モデルを発表

レノボはInternational CES 2015において、モバイルコンピューティングを再定義する新型モバイルPCとなる2機種「Lenovo LaVie Z HZ550」「Lenovo LaVie Z HZ750」を発表した。

Lenovo LaVie Z HZ550が約779g（約1.72ポンド）と軽さでは世界最軽量となるクラムシェル型の13.3インチノートPCのタイトルを獲得、Lenovo LaVie Z HZ750は、約926g（約2.04ポンド）の世界最軽量13.3インチ2 in 1ノートとなる。

Lenovo LaVie Z HZ750は、レノボオリジナルYOGAファミリーのコンバーチブル製品で世に送り出した360度ヒンジ方式を採用。ラップトップモードで快適なキーボードを使って仕事ができる一方、キーボードを360度回転してタブレットモードにすれば、より手軽で直観的な操作性が得られるとしている。

両モデルともNECパーソナルコンピュータによる開発で、日本国外にはレノボブランドで提供される。2011年にレノボとNECによって開始されたジョイントベンチャー事業のひとつの成果となる。そしてレノボが誇るグローバルのイノベーション・トライアングル、米国、日本、中国の3か国を拠点とする研究開発チームーの強みを活用した成果でもある。

日本で軽量ノートとして知られるLaVieシリーズのメリットを、今回新たに米国のコンシューマーにパイロット販売する。2タイプのLenovo LaVie Zモデルは、軽量なだけではなく、16.9mmと非常に薄くなっているのもポイントだ。

軽量かつ薄いにもかかわらず、どちらのモデルも十分な強度を確保している。筐体素材の一部に特殊なマグネシウムリチウム（Mg-Li）合金を採用したほか、液晶面のカバーガラスの代わりにフィルムを使用するダイレクトボンディング方式のタッチスクリーン（HZ750）、液晶背面カバーには、鍛造Mg-Li合金という特別なテクノロジーが使われている。

Mg-Li合金は、アルミニウムよりも50パーセント軽く、Mg-Li合金よりも重い一般的なマグネシウム合金製のラップトップ用ボディ材と同程度の強度を、卓越した技術により実現したものだという。

ロードリック・ラピン（レノボのAPMM担当バイスプレジデントおよびレノボNECホールディングス社長兼CEO）が「私たちがNECPC開発製品を日本国外で提供することを大変喜ばしく思います。それぞれのクラスで世界最軽量のPCとなった2モデルのLenovo LaVie Zは最先端の薄さ・軽さ・パワーの三つを兼ね備え、さらにHZ750については360度ヒンジによる柔軟性というアドバンテージも備えて、イノベーションの限界を押し広げる真のゲームチェンジャーとなる可能性を秘めています」とコメントを寄せている。

Lenovo LaVie Z HZ550 および HZ750 は、米国で2015年5月よりWebサイトを通じてパイロット販売を行う予定。なお、日本においてNECパーソナルコンピュータは、同社のLaVie Z次期モデルの開発を表明しており、2015年春より販売開始予定となっている。国内向けLaVie Z次期モデルの価格および詳細はNECパーソナルコンピュータより後日発表される予定だ。

■次世代LaVie HZ 750概要
・CPU：第5世代インテルCore i7搭載（HZ550はCore i5）
・メモリー：8GB（HZ550は4GB）
・ストレージ：約128GB
・ディスプレイ：13.3型ワイド IGZO液晶（2560×1440ドット）
・バッテリー駆動時間：
　HZ750：約9.0時間
　HZ550：約5.9時間

■121ware（NECパーソナルコンピュータ）
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