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CESのLenovoブースでNECのLaVie Zの実機をチェックした【デジ通】

ITライフハック / 2015年1月8日 13時0分

CESのLenovoブースでNECのLaVie Zの実機をチェックした【デジ通】

先日、「レノボがCESにおいてNEC開発の超軽量なLenovo LaVie Zの2モデルを発表」という記事でレノボがモバイルコンピューティングを再定義する新型モバイルPCとなる2機種「Lenovo LaVie Z HZ550」「Lenovo LaVie Z HZ750」を発表したことをお伝えした。開発はNECパーソナルコンピュータで、実際にパイロット販売も行われる予定になっている。実際に実機を見てきたので紹介したいと思う。

展示場所は、レノボのプライベートブース内で、NECパーソナルコンピュータと同様にドイツでレノボと共同開発をしている独MEDION社の製品と同じコーナーでの展示となっていた。

NECの担当者からLaVie Zの説明を受け「Very light!」と喜ぶレノボCEOのヤン・ユァンチン氏

NECの担当者からLaVie Zの説明を受け「Very light!」と喜ぶレノボCEOのヤン・ユアンチン氏

現行モデルのLaVie Zは、タッチパネルなしモデルが795g、タッチパネル付きモデルが964gとなっていて、厚さは14.9mmだ。次期モデルの重量は、クラムシェル型モデルが約779g、タッチパネル付きの2 in 1ノートが926gで従来機種より軽くなっている。リリース通り、クラムシェルタイプのオーソドックスなノート、2 in 1ノートといったそれぞれのカテゴリーにおける最軽量のタイトルを更新する。ただし、厚さはどちらも16.9mmと前モデルと比べて2mm程厚くなった。

2-in-1タイプはレノボのYogaヒンジを採用、テントとスタンド時での動作を保証していないため、ノート型とタブレット型の2モードのみをサポートする。もちろん360度回転のYogaヒンジなので物理的にそのテントとスタンドモードにして置くことは可能だ。しかし、ノートとタブレットの2モードでの使用だけを保証したことで強度的な点で多少の軽量化にも貢献している。

実機を比較すると、筐体のデザインがそれぞれ微妙に異なることもあり、2-in-1ノートのほうが微妙に厚いように感じる。実際のスペック上は同じ厚さになる。一般的に、タッチパネルを搭載した製品はタッチパネル非搭載モデルよりも厚くなる。しかし、タッチパネル面にPETベースの樹脂フィルムを使用し、ダイレクトボンディングのような最新技術を活用したことで、どちらのモデルも厚さは同じになっている。

樹脂フィルムを使うことは本体の軽量化につながる。樹脂フィルムへのタッチ操作の使用感だが、長期間使った場合はわからないが、短時間の使用では樹脂とガラスでのタッチ感の違いはよくわからなかった。液晶表面に樹脂を使うことでの問題点は特になさそうだと感じた。

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2-in-1型は、パームレスト手前側にワイヤレスのアンテナ部分があり、タブレットモードにした際にアンテナの感度が落ちないようになっている。スイッチ類と重要なインターフェイス類は右側にまとまっており、ヘッドホンとマイクのコンボ端子、SDXC対応カードリーダー、USB 3.0端子が2つ、HDMI端子がある。左側はボリューム、電源、従来と形状が同じ長方形の電源端子、ケンジントンロックが用意されている。

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リリースでは「Lenovo LaVie Z」と表記されていたが名称については「LaVie Z」になるかどうかも不明だという。また展示機種の横には「LaVie 13」という仮と思われる名称がついており、さらに「ZERO」という謎のステッカーも貼られていたため、新しい名称やブランドを使用する可能性もある。

型番と思われる表示として、2-in-1型には「HZ750/A」、ノート型には「HZ550/A」が付けられていた。現地係員によると、これが製品版の型番になると決まっているわけではないとのこと。

リリースにあったように2-in-1モデルはBroadwell、第5世代のインテルCore i7、ノートモデルはCore i5を搭載し、2560×1440ドットのIGZOディスプレイを搭載。この製品はプレミアムモデルで価格も従来機種同様に比較的高くなりそうで、海外も含めて大量に販売されるわけではなさそうだ。しかし、LaVie Zのような尖った製品の販売がレノボを通じて世界に広がって行けば、日本が得意とするこうした分野の市場拡大にも期待できそうだ。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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