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ビデオチャットツール「Firefox Hello」の正式版を搭載した最新版Firefox 35.0登場

ITライフハック / 2015年1月15日 14時0分

ビデオチャットツール「Firefox Hello」の正式版を搭載した最新版Firefox 35.0登場

一般社団法人Mozilla Japanは、同法人が扱うWebブラウザー「Firefox」の最新版となるバージョン35.0を公開した。自動アップデート機能が有効になっていれば、Firefoxの次回起動時に自動的にアップデートが行われる。また、自動アップデートが無効な場合は、ダウンロードページからアップデートを行うことができる。デスクトップ版Firefoxの最新バージョンでは、以下の機能がリフレッシュされ、ブラウザーのメニューやパネルから操作を行えるようになった。

今バージョンよりWebブラウザーに直接組み込まれたビデオチャットツール「Firefox Hello」が機能として正式版になった。また、Firefoxに利用しているSNSを統合する機能「Firefox Share」対応サービスがより充実している。

正式版となったビデオチャットツール「Firefox Hello」

正式版となったビデオチャットツール「Firefox Hello」

その他の主な新機能やHTML5対応の追加機能、開発者向け機能、不具合修正や本バージョンにおける未解決の問題について以下にまとめておくので参考にするといいだろう。

■Firefox 35.0の主な新機能
・新しい検索インタフェースがより多くのロケールで利用可能になった。またUIも改善。
・Firefox Marketplaceへメニューの「ツール」からアクセス可能に変更。またカスタマイズすることでツールバーにアクセスするためのボタンを表示できる。
・Mac OS X Snow Leopard(10.6)以降では新しいネイティブAPI経由でのH.264の利用をサポート。
・タイルレンダリングがMac OS X版で実装された。
・高画質画像のリサイズ性能が向上。
・動的なスタイル変更の処理の改善により応答性が向上。
・HTTP公開鍵ピンニングが実装された。暗号化通信を行うサーバーの認証をより安全・確実に行えるようになった。

■HTML5対応
・JavaScript の “let” の意味が変更された。
・Resource Timing API が実装された。
・CSSフィルターが標準で有効になった。
・CSS Font Loading API がサポートされた。

■開発者向け
・「::before」と「::after」の擬似要素を調査できるようになった。
・セレクタにマウスオーバーすることで、それにマッチする要素が強調表示される。
・ネットワークモニターでリクエストとレスポンスのヘッダの表示方式が変更された。
・WebGL のEXT_blend_minmax拡張をサポート。

■不具合修正
・インスペクタ中のコンテキストメニューに「DOM プロパティを表示」が追加された。
・拡大、もしくは縮小された画像に必要なリソースが減少。
・PDF.jsが「バージョン1.0.907」に更新。
・HTTPSを利用しないXHRにおいて、正しいステータスコードが返されるようになった。

■未解決の問題
・WebGL を利用したゲームにおいて、いくつかのテクスチャが表示されない場合がある。
・hoverで画像を重ねる場合、画像が正しく表示されない場合がある。
・RTLに起因するHelloの問題。

■Firefox 35.0リリースノート
■Mozilla Japan

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