タイムカプセル+が劇的進化!位置情報を使ったアプリ開発支援プラットフォームへ
ITライフハック / 2014年2月4日 8時0分
『災害地で大活躍するアプリ! 万が一のときに役立つタイムカプセル+』で紹介したように、思い出共有アプリ「タイムカプセル+(プラス)」は2013年3月に公開されてから、「あらゆる土地に人類のキオクを貯める」ことをテーマに様々な機能が追加されてきた。
そんな同アプリであるが位置情報を使ったアプリ開発支援プラットフォームへと進化を遂げた。そのプラットフォームとして導入された初めてのアプリとして「横浜F・マリノス コレクションカード」がリリースされた。
そこで「タイムカプセル+」の新機能に加え「横浜F・マリノス コレクションカード」について紹介しよう。
■「タイムカプセルソリューション」として新たなるスタート
「タイムカプセル+(プラス)」の主な機能をまとめると、下記の通りとなる。
・GPS情報付き画像データの投稿、SNSへの投稿
・GPS情報付き画像データの検索機能
・GPS情報付の画像データと地図情報の連携(自動マッピング機能)
・チェックイン機能
・タイムライン閲覧機能
今回、これらの基本機能に加え、「ポイント管理システム」「画像データ、カードなどのデジタルコンテンツの配布及び販売機能」が新たに追加され、位置情報を使ったアプリ開発支援プラットフォーム「タイムカプセルソリューション」として新たなるスタートを切った。
その導入アプリ第一弾として、「横浜F・マリノス コレクションカード」がリリースされた。リリースの当日は、スポーツランキングで1位を獲得し、多数のメディアで取り上げられるなど、大きな話題となったので知っている人もいるかと思う。
■ファンにはたまらないアプリ!「横浜F・マリノス コレクションカード」
「横浜F・マリノス コレクションカード」は、横浜F・マリノスをとことん楽しむためのアプリだ。選手や試合のデジタルカードを集めていくことで、所属選手のカードはもちろんのこと、試合に勝利したり、ゴールしたりするたびに「VICTORYカード」や「Goalカード」が追加される仕組みになっている。
2014年1月は天皇杯の優勝を記念して『優勝記念カードチャレンジ』にて「優勝記念カード」を引けるイベントを開催(2014年1月31日まで)、2月はマリノスタウンでのイベントにあわせて、『トリコロールフェスタスペシャルカード』をマリノスタウンでチェックインしたユーザーに配布するなど、サポーターが1年を通じて楽しめる必携アプリとなっている。
このようにコンテンツの追加やイベントの実施が柔軟に実現できるのも「タイムカプセルソリューション」の大きな特徴だ。これから多くのJリーグクラブや、サッカー以外のプロスポーツチームへの導入が進むのではないだろうか。
■タイムカプセルソリューションのこれから
この「タイムカプセルソリューション」だが、今回の横浜F・マリノスだけでなく様々な業種、企業が導入を検討しているという。
たとえば地方自治体とタイムカプセルソリューションとのコラボレーションとして、岐阜県大垣市と共同で開発をすすめている「大垣市景観遺産・四季の里アプリ」がある。
大垣市は「後世に伝承すべき景観を有する建造物等」を市民から公募し、指定された建造物等を「大垣市景観遺産」として公開している。まさにタイムカプセルソリューション向けと言え、同アプリは「大垣市景観遺産」とあわせ、大垣市の四季折々の緑や花木を楽しめる場、「四季の里」を加えたものとなっている。
ユーザーは、アプリの地図から「大垣市景観遺産」や「四季の里」を簡単に探すことが可能だ。現地でチェックインすると、現地の写真や詳しい説明の書かれたカードを入手できる。カード収集を楽しみつつ、観光をしたり、大垣市の歴史を学んだりすることができるようになっている。
地域住民の方々と地方自治体が協力して作ったコンテンツを広く公開する機会を提供するプラットフォームとしてタイムカプセルソリューションが用いられ、より付加価値のあるサービスを作り上げるという、オープンデータの最新事例とも言えるだろう。「大垣市景観遺産・四季の里アプリ」は2月中旬に公開予定とのことだ。
最後に「タイムカプセルソリューション」を運営するタイムカプセル合同会社の相澤謙一郎氏にインタビューできたので、同ソリューションへの思いを語っていただいた。
『「タイムカプセルソリューション」で我々が実現したいことは、地域の力で地域の方々と共に地域を元気にすることです。スポーツビジネスは地域の力の最たるもので、昨年優勝した東北楽天ゴールデンイーグルスさんのように地域のスポーツが盛り上がれば、地域が元気になります。』と相澤氏。
第一弾の「横浜F・マリノス コレクションカード」について聞いてみたところ『「横浜F・マリノス コレクションカード」であれば、アプリを通じてクラブの存在が身近になったり、スタジアムに行くきっかけになったりして、横浜F・マリノスのサポーターの方がどんどん増えていって欲しい。サポーターが増え、スタジアムに足を運ぶ人が増えれば、クラブの収益は上がり、クラブの強化にもつながっていきます。クラブが強くなれば当然、サポーターにも喜んでいただけますから好循環が生まれます。』という答えが返ってきた。
『また、地元スポーツクラブの応援を通じて、地域の絆も深まるはずです。地元愛という地域の絆から生まれる中長期的な地域活性化に全力で取り組んでまいります!全Jリーグクラブ、全プロ野球チームへの「タイムカプセルソリューション」導入を目指します。』と相澤氏は続けた。ひとつのアプリが進化を遂げプラットフォームに成長した「タイムカプセルソリューション」。これからの展開が楽しみだ。
以上紹介してきたように思い出共有アプリとして誕生した「タイムカプセル+(プラス)」は、バージョンアップのたびに機能が追加されていき「タイムカプセルソリューション」へと成長し新たなるスタートを切った。
繰り返すが、そのプラットフォームを利用して生まれた第一弾アプリの「横浜F・マリノス コレクションカード」は、横浜F・マリノスのファンには嬉しい機能が満載だ。また第二弾のアプリ「大垣市景観遺産・四季の里アプリ」は、カード収集を楽しみながら、観光をしたり、大垣市の歴史を学んだりすることができ、学習アプリとしての側面も持っている。
今後どう進化するのか「タイムカプセルソリューション」から目が離せない。
■タイムカプセル+散歩や遠出が楽しくなるGPS連動カメラ
■横浜F・マリノス コレクションカード
■タイムカプセルソリューション
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