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ヘルシーライフ、サステナビリティ、イノベーションをテーマに実施するプログラム!「Vitality.Swiss」記者発表会

ITライフハック / 2022年10月28日 19時1分

ヘルシーライフ、サステナビリティ、イノベーションをテーマに実施するプログラム!「Vitality.Swiss」記者発表会


在日スイス大使館は2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、ヘルシーライフ・サステナビリティ・イノベーションの3コアメッセージを日本に対して発信していくプログラム、「Vitality.Swiss(バイタリティ・ドット・スイス)(以後、「Vitality.Swiss」)」を開始する。これに先立ち、報道関係者向けに記者発表会を開催した。当日は、「Vitality.Swiss」のコンセプト、およびプログラムの内容、キャンペーンアンバサダーを発表した。

■「Vitality.Swiss」を開催
記者発表会は、アンドレアス・バオム駐日スイス大使の挨拶から始まった。
Vitality.Swissは、在日スイス大使館がスイス関連機関や日本のパートナーと共に進める、日本の人々へ向けたコミュニケーション・プログラムだ。本プログラムでは2025年の大阪・関西万博に登場するスイスパビリオンで示される、ヘルシーライフ(Healthy life l ife)、人間中心のイノベーション(Human-centered innovation)、持続可能な地球(Sustainable planet)という3つのテーマを掲げて交流とプロジェクトを促進する。

気候変動や、超高齢化社会、デジタル社会の実現といった日本とスイスが直面する共通課題に向き合い、スイスと日本のパートナーが協働でよりよい未来を考える機会をデジタルコンテンツやイベントを通して展開する。
なお、Vitality.SwissはTeamExpoの共創パートナーとして、日本とスイスの多様な共創チャレンジの創出・支援をも担うものだ。

アンドレアス・バオム駐日スイス大使は、「イベントとデジタルコンテンツでスイスの情報を発信しながら、日本の皆さまとともに豊かな未来を考え築き合うことを名言いたします。」と語った。

アンドレアス・バオム駐日スイス大使

2025年まで在日スイス大使館と共に「ゆたかな未来」を探るVitality.Swissアンバサダーたちは、いずれもスイスと日本に関わるバイタリティあふれる頼もしい人材だ。

ssub4上段左から藤本 壮介(ふじもと・そうすけ)建築家、エリザベト・シュナイダー=シュナイター(Elisabeth Schneider-Schneiter)スイス国民議会議員/スイス・日本友好議員連盟会長、衛藤 征士郎(えとう・せいしろう)衆議院議員/日本スイス友好議員連盟会長、マヤ・ミンダー(Maya Minder)アーティスト/キュレーター/料理人、小尻 健太(こじり・けんた)ダンサー・振付家
下段左から マルセル・フグ(Marcel Hug)車いす陸上競技選手、竹内 智香( たけうち・ともか)スノーボード アルペン 選手、クリスティアン・シュワルツェネッガー(Christian Schwarzenegger)チューリヒ大学学部・科学情報担当副学長(弁護士)、齋藤 精一(さいとう・せいいち)パノラマティクス 主宰、マティアス・ロイエンベルガー(Matthias Leuenberger)ノバルティス・インターナショナル スイスカントリープレシデント、吉田 柚葉(よしだ ゆずは)大学2年生
※敬称略

■「Kizuki-au 築き合う-Collaborative Constructions」
東京大学 准教授 小渕祐介氏は、国際芸術祭「あいち2022」連携企画事業として、インスタレーション「Kizuki-au 築き合う-Collaborative Constructions」を紹介した。

「Kizuki-au築き合う一Col laborativeConstructions」は、同大学 工学系研究科 建築学専攻 T_ADS 小渕祐介研究室が、在日スイス大使館と、スイス連邦工科大学チューリヒ(ETHチューリヒ)のGramazio Kohler (グラマツィオ・コーラー)研究室と共に進めているプロジェクトであり、ロボットによって作られた2つの木製のインスタレーションで構成されている。技術が自然と人間を結びつける、地球規模で取り組まれている新たな建築のあり方に寄与するスイス連邦工科大学チューリヒ(ETHチューリヒ)と東京大学による2つのプロジェクトは、どちらも人とロボットとの協働作業で制作され、さらに未来を見つめながら過去との関わりをも実証するものだ。

東京大学 准教授 小渕祐介氏は、「環境問題に対して自然なかたちでの涼しみを楽しむというのを、いろいろなかたちで研究して、今回発表させていただきました。」と語った。

0922_2022_Switzerland_042「Kizuki-au 築き合う Collaborative Constructions」をテーマにした作品について語る、東京大学 准教授 小渕祐介氏
0922_2022_Switzerland_045「Kizuki-au 築き合う Collaborative Constructions」空間演出チームの作品

■「Swisstech Pitch 2022」
CIC Japan合同会社 コミュニティ・デベロップメント・リード 加々美綾乃氏は、「Swisstech Pitch 2022」を紹介した。
「Swisstech Pitch 2022」は、スイスのライフサイエンス・ヘルスケア分野のスタートアップ・ピッチイベントだ。スイスはノバルティスやロシュなど世界的な大手製薬企業が本社を置く国でもあり、それぞれの研究所と大学・研究機関が連携することにより、強固なライフサイエンス分野のエコシステムが形成されている。

0922_2022_Switzerland_082CIC Japan合同会社 コミュニティ・デベロップメント・リード 加々美綾乃氏
0922_2022_Switzerland_081スイスのライフサイエンス・ヘルスケア分野のスタートアップ・ピッチイベント「Swisstech Pitch 2022」

■「SWISS PAVILION :BIOJAPAN 2022」
在日スイス大使館スイス・ビジネス・ハブ貿易・投資促進日本代表代理兼貿易促進部長 木島由美子氏は、「SWISS PAVILION :BIOJAPAN 2022」を紹介した。
「SWISS PAVILION :BIOJAPAN 2022」は、世界で最も歴史のあるバイオテクノロジー展「BioJapan」(1986年~)、iPS細胞を始めとする再生医療分野の研究開発の加速・産業化を目指す「再生医療JAPAN」、そしてデジタルテクノロジー×ライフサイエンス融合による新たな価値提供にフォーカスをあてる「healthTECH JAPAN」の3展同時開催。 産・学・官のビジネスマッチング・パートナリングは国内だけに留まらず、海外からも多くの企業・スタートアップ・アカデミア・研究機関が参加。 グローバルなオープンイノベーションを加速させる。

0922_2022_Switzerland_090在日スイス大使館スイス・ビジネス・ハブ貿易・投資促進日本代表代理兼貿易促進部長 木島由美子氏

■頭・手・心で取り組むエイジテック「Heads, Hands, and HeartsforAge-Tech(頭・手・心で取り組むエイジテック)」
CarterJMRN株式会社 ゼネラルマネージャー 黒崎朝子氏から、同社の取組みついての話があった。
同社は東京を拠点としたマーケットリサーチ&ユーザーインサイトのエージェンシーだ。高齢化が進んでいる日本おいて「長寿」は、同社のクライアントをはじめ、我々が
携わる企業にとって重要なテーマとなってきたことから、「エイジテック」と呼ばれる新分野について、同社は昨年、「エイジテック白書」を発行した。

エイジテック分野には大きなビジネスチャンスがあるが、高齢者の真のニーズを満たし、感情に訴え、彼らが本当に使いたくなるような技術を開発する事の難しさを、同社がリサーチする中で目にした。この課題に取り組むためには、日本国内およびグローバルな幅広いコラボレーションが必要だとの考えだ。
そこで、同社では2022年10月26日に東京アメリカンクラブで「Heads, Hands, and HeartsforAge-Tech(頭・手・心で取り組むエイジテック)」と名付けたイベントを開催する。

キーノートスピーカーにイスラエルから「エイジテック革命」の著者ケレン・エトキン氏、特別ゲストスピーカーには、脳科学者で作家の茂木健一郎氏を迎えるほか、国内外より魅力的なスピーカーとパネリストが揃った。ミゾッホ教授をスピーカーとして東スイス応用科学大学(OST)エイジング研究所の所長を務められている。

イベントの後半では、ミゾッホ教授をはじめ、国内外のビジネス界と、学会、そしてエイジテック分野のスタートアップ企業がパネリストとして参加し、ディスカッションを行う。このイベント開催と同時に、同社では「リビング・ベスト」という2つのコミュニティを立ち上げている。1つは、エイジテックに関心を持つ、ビジネスや学術的なプロフェッショナルコミュニティで、もう1つが、テクノロジーに前向きなアーリーアダプターの高齢者のコミュニティだ。高齢者の本当の意見を聞くことで、開発者をユーザーフォーカスのコンセプトやソリューションに導く手助けをする。

0922_2022_Switzerland_097CarterJMRN株式会社 ゼネラルマネージャー 黒崎朝子氏
0922_2022_Switzerland_093エイジテック産業の未来と可能性を考える「Heads, Hands & Hearts for Age-Tech 頭・手・心で取り組むエイジテック」

■「スイス・日本経済フォーラム2022」
在日スイス大使館 参事官 経済・金融部長 グレゴー・ムイシュネークは、「スイス・日本経済フォーラム」を紹介した。
この数年、ウェルビーイングと生産性に対する関心は飛躍的に高まっている。学者は調査研究を行い、発明家は技術を開発し、企業リーダーは経営手法を見直し、政
府は新たな枠組みや指標を提示している。そうした状況を踏まえ、各分野のオピニオンリーダーが「スイス・日本経済フォーラム2022」に登壇する。

2022年11月17日(木)午後5時から7時まで、「持続的なバイタリティ:ウェルビーイング経営」と題して、駐日スイス大使公邸からZoomでライブ配信される。

Vitality.Swissに関する今後のイベント情報は在日スイス大使館の公式Webサイト、ニュースレター、SNSでも随時案内する。ニュースレターへの登録はVitality.Swissの公式サイトも要チェックだ。

0922_2022_Switzerland_099在日スイス大使館 参事官 経済・金融部長 グレゴー・ムイシュネーク

■展覧会「ローザンヌ国際バレエコンクール(仮)」
株式会社東急文化村 運営事業部 部長 池田光宏氏は、「Bunkamura」を紹介した。
「Bunkamura」は東京都渋谷区道玄坂にある大型複合文化施設であり、世界中の様々な文化を紹介する場でもある。
スイスと言えば、ローザンヌ国際バレエコンクールが有名だが、1989年同コンクール最優秀特別賞を受賞したバレエダンサー熊川哲也氏は現在、Bunkamuraオーチャードホールの芸術監督を務めている。来年は同コンクールがスタートしてから50年の節目を迎える節目の年であり、日本人により深く知ってもらいたいとの想いから、来年2月より「Bunkamura」の1階ギャラリーにおいて、展覧会「ローザンヌ国際バレエコンクール(仮)」を実施する予定だ。

Vitality.Swissでは、ヘルシーライフの分野と連携をはかり、同コンクールの歴代受賞者80人以上にもスポットライトを当て、関連するトークイベントの実施も計画している。会期は2023年2月3日(金)~15日(水)までを予定している。

0922_2022_Switzerland_105株式会社東急文化村 運営事業部 部長 池田光宏氏
0922_2022_Switzerland_109展覧会「ローザンヌ国際バレエコンクール(仮)」

Vitality.Swissでは、2025年の大阪・関西万博に登場するスイス・パビリオンで示される、スイスのヘルシーライフ、サステナビリティ、イノベーションへのより深い理解へとつながるプログラムを展開。また、Vitality.SwissはTeam Expoの共創パートナーとして、日本とスイスの多様な共創チャレンジの創出・支援をも担うものとなっている。興味を持った人は、Vitality.Swissのサイトを覗いてみよう。

■Vitality.Swiss

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