子育て熱心なママが陥りがちの「条件付きの愛」とは

It Mama / 2014年12月22日 17時18分

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「何とかいい子に育ってほしい」と思うのが親心。そんな気持ちからか、つい「“好き嫌いなく食べる子”は良い子」「“お片付けする子”は良い子」と「○○したら……」と条件を付けてしまい気づかぬうちに“親の望む枠にはめる子育て”をしてしまっていませんか? 

今回は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子が“条件付きの愛は子どもをダメにする”についてお話ししたいと思います。 

■こんなことしちゃってナイ?

折角作った夕飯なのに、「食べたくない」と駄々をこねる子ども。

「せっかくママが作ったのに何で食べないの!」「好き嫌いすると大きくなれないわよ!」と脅すママ。子どもは泣きべそをかきながら、何とか一口、二口食べます。すると、曇った顔を晴れやかにし「いい子ね、よく食べました」と褒めるママ。

もう一つ、別のシーンもご紹介しましょう。いつまでもおもちゃで遊んでいる子どもは寝る時刻が迫っているのになかなか片付ける気配がありません。

「いつまで遊んでいるの! お片付け!」「片付けないと捨てちゃうからね!」と脅すママに、まだ遊びたいのだけれども「おもちゃを捨てられたら大変」「ママが怖い」と、遊ぶのを止める子ども。すると眉間に皺が寄ったママの顔が元に戻りました。

一見良さそうな対応ですが、一事が万事。こんな対応をしていると、「いい子にしているとママが愛してくれる。悪いことをする自分はママは受け入れてくれない」と思うようになってしまいます。

そして、いつも親の顔色を見て行動するようになります。自分が「こうしたい」と思う気持ちは二の次。自分の感情を押し殺す癖が付き、将来、自己主張出来ない、自分の意見を持てない大人になってしまいます。

■子どもの「嫌だ」という感情を受け入れましょう

では、どうすればよいのでしょうか。

好き嫌いがない人なんていません。子どもにとって日々の食事は、未知の食物との出会い。食べ慣れないものは当然、口にしたくないのです。ですから、「これ嫌い」と言った時「そうなの。嫌いなんだ。誰でも好き嫌いあるよね。ママも子どもの頃沢山あったわ。でも一口だけは食べようね」と言いましょう。

そして一口食べたら「スゴイ! 食べられた!」と褒めましょう。 

いつまでも遊んでいたら「まだ、遊びたいよね。でもそろそろ寝る時間だから片付けようね」と言いましょう。

「そうなの、嫌いなの」「まだ、遊んでいたいのね」「その気持ち、わかるわかる」というママの言葉で、子どもは共感してもらえたと感じます。「僕の気持ちを理解してくれた」と感じます。人は自分の気持ちを受け入れてもらえて初めて相手の痛みがわかるもの。「ママはお片付けして欲しいんだ」「一生懸命作ったものを僕が残すとと悲しくなるんだ」とママの気持も理解するようになります。

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