カインズの新しい店に将来性を感じた、DIYな理由

ITmedia ビジネスオンライン / 2018年10月24日 7時48分

写真

ららぽーと名古屋みなとアクルスに「Style Factory」が誕生

 ホームセンターの「カインズ」が、ちょっと気になる動きをしている。2018年9月、ららぽーと名古屋みなとアクルスに新しい店をオープンしたところ、「想定の10倍以上のお客さんが来ている」(担当者)というのだ。

 「クルマを運転していると、『カインズ』の看板を見たことがあるけれど、ショッピングセンターにも出店したのね」と思われたかもしれないが、ちょっと違う。カインズで販売しているアイテムをセレクトして、「Style Factory」という名前で展開しているのだ。

 店内をのぞいてみると、4つのカテゴリーで構成されている。「キッチン」「掃除」「健康」「DIY(Do It Yourselfの略語:素人が自分で何かを作ること)」にちなんだ商品がズラリと並んでいて、30~40代の女性を中心にたくさんのお客が詰めかけている。このような光景を見ているだけで、来年あたりの「ヒット商品番付」にその名が刻まれそうである。

 少し前置きが長くなってしまったが、記者が注目しているのはDIYである。休みの日に日曜大工を楽しみたいけれど、都市部ではちょっと難しい事情がある。「工具の使い方がよく分からないので、誰かに教えてもらいたい」「練習する場所がない」「そもそも家の近くにホームセンターがない」といった問題を、この店は解決してくれるのだ。

 店内にはDIYを楽しめるスペースがあって、工具の使い方や棚の作り方など、ワークショップが頻繁に開催されている。これまで都市部の商業施設にはなかった店が誕生し、うまくいけばDIY好きの人が増える可能性があるのだ。

 将来性を感じさせられるStyle Factoryはどのようなきっかけで誕生し、運営してみてどのようなことが分かってきたのか。事業責任者の吉井純人さんに話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

●「Style Factory」出店の背景

土肥: カインズは1978年、栃木県に1号店がオープンしました。その後、少しずつ増えていって、2018年9月現在、全国に215店舗を展開している。ホームセンターの業界ってどのくらいの市場があるのかなあと思って調べたところ、トップ80社の売上高は3兆9317億円で、カインズは4142億円(2018年2月期)。業界2位の位置をキープしているわけですが、昨年あたりからちょっとユニークな取り組みをしていますよね。

ITmedia ビジネスオンライン

トピックスRSS

ランキング