DMM亀山会長大いに語る――便利さゆえに逃げられぬ「5Gの世界」

ITmedia ビジネスオンライン / 2019年1月18日 10時39分

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左からモデレーターのセガサミーホールディングス社長の里見治紀氏、Gunosy 取締役 ファウンダーの福島良典氏、ジーンクエスト社長の高橋祥子氏、DMM.com 会長の亀山敬司氏

 2018年12月、グロービス経営大学院東京校にて「G1カレッジ」というイベントが開催された。「テクノロジー・経営」における創造的破壊とは? 100の行動 2.0」と題されたパネル討議では、DMM.com 会長の亀山敬司氏、遺伝子解析サービスを展開するジーンクエスト(東京都港区)社長の高橋祥子氏、Gunosy 取締役 ファウンダーの福島良典氏、セガサミーホールディングス社長の里見治紀氏が登壇し、約100人の大学生らに講演した。

 記事の前編では、亀山会長が最近のベンチャーブームに思うところを述べた。後編では、テクノロジーが進化しきった後の「5Gの世界」についての考えをお届けする。亀山会長が見通すテクノロジーが進化した後の「次の世界」とは? (モデレーターを務めたセガサミーの里見氏の発言は――としています)。

●独占できる思考を持てば給料は無限に上がる

――前編でもテクノロジーの話をしてきましたが、テーマが「テクノロジーと経営」ということなので、ここからは経営寄りの話をしていきたいと思います。皆さんは今どういう人材を募集していますか? 新卒や中途採用も含めて教えてください。

亀山: やっぱり、AIとかITとかが分かる人がいいかな。だから就活するなら、そういった感じのことをやってる企業がおすすめ。まあ一番のおすすめはうちなんだけどね(笑)。そういう企業に入っていれば、職種にかかわらずイマドキの仕事とかテクノロジーのことが分かるからね。その上で4~5年たってから銀行やゼネコンなどの異業種に移れば、その企業から高い給料で迎えられる可能性はあると思う。だからこれからの就職の仕方でいえば、そういう考え方が一番正しい気がするね。

福島: これから有利になる場所に行った方がよくて、そこに適した人間を僕は採りたいなと思っています。今の経営スタイルが20年前と違うように、20年後の経営のやり方も今とはずいぶん変わっていると思います。僕は最近「プロスポーツ経営」のようになると考えているのです。というのも「新卒一括採用で採用して、育成をして、ちょっと平均よりも低い給料にして利益を出す」というビジネスモデルはすでに破綻していると思っています。なぜならどこの企業も、SNSによって給料の相場が共有されてしまうからです。

 一方でその裏返しとして、稼げるサービスとか本質的に企業の成長に関われるコアな人材はごく少数で、残りの人たちがオペレーティブな仕事をする組織が増えると思います。だからそのコアな人材をいかに捕まえてマネジメントするかが重要になっていく。だから皆さんも20年後に有利になれるようなスキルを持っておくべきだと思います。その一つがテクノロジーであり、前編記事でも申し上げたような「独占できるものを考える思考や手法」ですね。

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