なぜ「BMW」は叩かれるのか “自己チュードライバー”のアイコンになる日

ITmedia ビジネスオンライン / 2019年8月20日 8時13分

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BMWのイメージは悪化するのか

 「お前はオレの邪魔をした。ぶっ殺してやるから出てこい」――。執拗(しつよう)にあおられて停車させられたうえ、ボコボコに殴られた男性によれば、宮崎文夫容疑者はこんな調子でキレていたらしい。

 日本のお盆の話題を独占した”あおり殴打事件”を起こした暴走カップルがようやく大阪市で逮捕された。ただ、”ガラケー女”こと喜本奈津子容疑者がテレビカメラの前で、「相手があおって来た! 悪いのは向こう!」と訴えるなど、いまだに「動機」などがよく分かっていない。

 なぜこれほど社会問題にもなっている中で「あおり運転」をしようと思ったのか。どういう思考回路でドライバーを殺そうと考えたのか。同様のトラブルを防ぐためにも、報道機関の皆さんはぜひとも真相を突き止めていただきたい。

 その一方で、企業のリスクを扱う人間としては、そういう社会的課題よりも気になることがある。それは今回の事件が「BMWのイメージ悪化」にどう影響を及ぼすのか、ということだ。

 ご存じのように、この事件が発生してからというもの、チンピラ的な蛇行運転や、急ブレーキで後続車を威圧するBMW X5のドラレコ映像がエンドレスで流されている。これがサブリミナル効果のようになって、BMWのブランドイメージを著しく低下させてしまうかもしれない。

 もっと具体的に言ってしまうと、「BMW乗り=自己チュードライバー」という図式ができ上がってしまう恐れがあるのだ。

●BMW=ネガイメージ

 「そんなの考えすぎだって」「悪いのはあくまでドライバーであって、車種はなんの罪もないだろ」。そんな声が聞こえてきそうだ。

 もちろん、おっしゃる通りである。筆者も身内や友人にもBMW乗りがいるが、宮崎容疑者のような迷惑運転はしない。マナーを心がけるごく平凡なドライバーである。また、宮崎容疑者がBMW X5に乗ったのはあくまで「代車」としてであって、それまでの愛車はBMWだけではなく、ポルシェカイエンやベンツにも乗っているのだ。

 だったら、今回の事件で「BMW乗り=自己チュードライバー」という図式などでき上がるわけがないではないかと思うだろう。が、実は既に一部でその図式はでき上がりつつあるのだ。

 事件前からTwitterでは「BMWって運転マナーの悪いドライバーが多い印象」という声が寄せられ、YouTubeでも、悪質な運転をするBMWの動画がアップされている。もちろん、こういうディスりは人気車種にはつきものではあるのだが、BMWが特筆すべきは、海の向こうのさまざまな調査で、ドライバーの自己チューぶりが浮かび上がっていることだ。

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