WBCで日本を優勝に導いた元千葉ロッテ・里崎智也が語る「プロ野球ビジネスのオモテとウラ」

ITmedia ビジネスオンライン / 2020年2月15日 10時0分

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「プロ野球ビジネスのオモテとウラ」を語る里崎智也

 愛嬌のある笑顔とは裏腹に、独自の視点と歯に衣着せぬ発言を武器に、野球解説者、タレント、そしてYouTuberと幅広く活躍している男がいる。かつて千葉ロッテマリーンズの正捕手として活躍し、第1回のWBC(ワールドベースボールクラシック)では、4割を超える打率と強気のリードで、侍ジャパンを世界一に導いた里崎智也だ。

 現役時代から頭脳派捕手として知られ、組織論のスペシャリストでもある里崎は、将来、「千葉ロッテマリーンズの社長になりたい」と公言するほど、ビジネスへの感度が高い。そんな里崎に、スポーツビジネスの観点から、日本のプロ野球ビジネスの「オモテとウラ」を聞いた。

――プロ野球の現状について話を聞かせてください。ホリエモンこと堀江貴文さんは、JリーグやBリーグの経営で一番大切なのは「年に1~2回しか見に来ない人を、いかにまた来させるか」だと言い、(関連記事を参照)「スタジアムに結界ができている」と表現しています。新しい客層がスタジアムに足を運びづらいのではないかとも言われていますが、これについてどう思いますか?

 堀江さんの話は、Jリーグの話ですよね。いまプロ野球界の観客動員数は、右肩上がりで増え続けています。2019年も、史上最多の観客動員数を更新しました。横浜DeNAベイスターズの試合は「チケットが取れない」といわれているほどで、どのチームも集客は好調です。

――確かに、野球のビジネス環境は好調ですね。要因はどこにあると思いますか? また、里崎さんは引退してから丸5年が経(た)ちましたが、野球を外から見るようになって、あらためて気付いた野球の魅力をどのように感じていますか?

 少し前に、川崎フロンターレ対チェルシーの試合(19年7月19日に日産スタジアムで開催)を見に行きました。僕はそれほどサッカーのことは詳しくないのですが、まず感じたのは、どの選手が誰なのかが全く分からないということでした。サッカーの場合、ビジョンに選手の名前と背番号が常に表示されているわけではないので、スマホで調べなければなりません。そのうえ選手が目まぐるしく動くので、目で追うのが大変で、見づらさを感じました。

――なるほど。確かにサッカーと野球を比べるとそういう差はありますね。

 次に感じたことは、ジュースやビールを飲みたくなっても、スタンドに売り子さんがいないことです。ハーフタイムになるまで飲み食いができず、さらにハーフタイムになった途端に、数少ない売店には長蛇の列ができていました。僕は子どもと一緒に見に行ったので、かき氷を買いましたが、席に戻るころには、後半20分が過ぎていました。

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