1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

「歯ぐきが気持ち悪い」 ディスられていたガリガリ君が「国民的キャラ」になれたワケ

ITmedia ビジネスオンライン / 2021年9月18日 9時5分

写真

【画像】ガリガリ君は、なぜ「国民的キャラ」になれたの?

 「”ガリガリ君”と言われて、最も印象に残っていることは何か?」――という質問をしたら、どんな答えが返ってくるだろうか。耳に残るCMソングや値上げを社長が詫びたCM、一瞬で売り切れとなったコーンポタージュ味など、いろいろな意見が出てくるだろう。

 「え? それ知らない」というプロモーションもあるかもしれない。なんせガリガリ君は1981年発売から今年で40周年を迎えるロングセラー商品だ。年間4億本を売り上げ、幅広い世代に愛される「国民的キャラ」となったわけだが、その地位を確立するまでには「話題作り」において、さまざまな失敗と成功があった。

●ガリガリ君はなぜ生まれたの?

 ガリガリ君を販売する赤城乳業の主力商品といえば、1964年に誕生したカップ入りかき氷「赤城しぐれ」だった。発売から順調に売り上げを伸ばしていたものの、70年代のオイルショックの影響で30円から50円に値上げを決めた。「他社も値上げするだろう」と踏んでいたが、予想が外れることに。大手アイスクリームメーカーは値上げを踏みとどまったのだ。

 赤城しぐれだけが値上げするという最悪の状態で、売り上げは激減。当時の売り上げの多くを占めていた赤城しぐれの不振により会社が傾きかけた。そんな「危機的状況」を脱すべく、開発されたのが「ガリガリ君」だった。

 子どもが遊びながら片手で食べられるかき氷を目指し、81年に誕生。最初はかき氷をそのまま型に入れて固めただけだったが、崩れやすかったり溶けやすかったりといった問題が発生。かき氷をアイスキャンディーでコーティングすることで今の形に落ち着いた。

 実は、最初の商品名は「ガリガリ」だったという。当時、専務だった井上秀樹会長の鶴の一声で”君”が付けられて、「ガリガリ君」となった。元気でわんぱくなガキ大将をイメージした男子中学生のキャラクターが誕生し、ソーダ・コーラ・グレープフルーツの3種類を発売した。

●「歯ぐきが気持ち悪い」と初代キャラがディスられる

 発売当時の写真を見て「知っているガリガリ君と違う」と感じた人もいるのではないか。実は、現在のガリガリ君は2代目なのだ。99年に実施した消費者調査で「歯ぐきが気持ち悪い」「田舎くさい」というキャラクターに対する意見が多く挙げられたことから、2000年にリニューアル。小学生キャラのガリガリ君が誕生した。

 キャラクター変更に伴い、同年に「ガ~リガ~リ君、ガ~リガ~リ君、ガ~リガ~リ君~」とキャラクター名を連呼するCMを初めて投入。印象的なCMソングに、「うまい」「安い」「大きい」の三拍子がそろった商品とあって、年間販売売り上げ本数は1億本を突破した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング