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武藤敬司「システム全体を変えたほうがいい」 サイバーエージェントがプロレスに本腰

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月25日 10時38分

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スカウティングアドバイザーに就任した武藤敬司氏(撮影:乃木章)

 サイバーエージェントがプロレス事業で業界トップを目指そうとしている。

 同社のプロレス事業子会社「CyberFight」が新体制を発表した。6月1日付けで、サイバーエージェント 執行役員副社長の岡本保朗氏が、CyberFightの社長に就任する。岡本氏は2000年4月にサイバーエージェントに入社。同社インターネット広告事業本部統括本部長などを経て、サイバーエージェントの広告事業展開を国内トップシェアに導いた。2020年12月からは執行役員副社長に就任し、同社全体の経営に携わっている。

 DDTプロレスリング創業者で、CyberFight初代社長の髙木規(リングネーム:髙木三四郎)氏は、6月1日から取締役副社長としてDDTプロレスリングと東京女子プロレスの経営に専念する。7月21日の両国国技館大会をもってプロレスラー休業も発表していた。

 CyberFightは2020年9月、プロレス事業の管理業務を一本化することを目的に設立。その際、サイバーエージェントグループ入りしていたDDTプロレスリング(2017年)、プロレスリング・ノア(2020年2月)、プロレスの動画配信事業として2020年5月にスタートした「WRESTLE UNIVERSE」が経営統合された。現在「DDTプロレスリング」「東京女子プロレス」「プロレスリング・ノア」の3団体が所属する。

 5月16日に実施された新体制発表の記者会見では、岡本氏、髙木氏に続き、プロレスリング・ノアの運営に携わるCyberFight取締役の武田有弘氏、元プロレスラーでABEMAプロレスアンバサダーの武藤敬司氏が登壇。髙木氏は「新体制によってDDT、東京女子プロレス、ノアのリング内の部分が変わることは一切ない」と明言した。

 今後の展開について、CyberFightは「(米国のプロレス団体、興行会社である)WWEとの関係強化」「新規協賛企業の獲得」「ABEMAでの生中継強化」を掲げた。新規協賛企業には、すでに新たな2社の協賛が内定し、今後さらに協賛企業獲得を目指していく。

 プロレスリング・ノアは、総合格闘家の佐々木憂流迦選手とプロレスラーのEita選手の入団、武藤敬司氏のスカウティングアドバイザー就任を発表した。DDTプロレスリングは、プロレスラーの蝶野正洋氏と地域防災を目的とした「STF(Safety Task Force)プロジェクト」の開始、芸能プロダクション・サンミュージック協力の下で15~19歳の男性を対象としたプロレスラーオーディションの開催、8月24日には英プロレス団体EVE合同興行を皮切りに東京女子プロレスの海外興業活発化を発表した。

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