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親指サイズの文房具「キングミニ」第2弾を発売 開発の思い付きから人気商品へ成長

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月26日 8時5分

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2022年6月に発売した「キングミニ」シリーズ第1弾(プレスリリースより引用)

●プロダクトInsights

日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。

 キングジムは6月14日、実用的なミニチュアサイズの文房具「キングミニ」シリーズの第2弾を発売する。初年度販売目標はシリーズ合計で9万8000個。ミニチュアグッズ好きのユーザー層を捉え、シェア拡大を狙う。

 商品のラインアップはキングファイルをモチーフにした「キングファイル ミニバインダー」、カードサイズの収納トレー「ミニデスクトレー」、カラフルなボックスファイル「ミニGボックスPP」(いずれも600円)の3種類。

 キングファイル ミニバインダーは、同社の定番商品であるキングファイルをモチーフにしている。カラーは青とグレーの2種類。キングファイルと同じ素材の貼り表紙と背見出し紙を使用し、本物そっくりの質感を再現した。カードや名刺、トレカがぴったり入るサイズのポケットリフィル10枚が付属し、最大約30枚までセットが可能だ。

 ミニデスクトレーは、既製品のデスクトレーをカードサイズで再現した。名刺は最大約100枚まで収納可能で、カラーは青とグレーの2種類を用意した。中身ごとに整理することを想定し、タイトルが選べる見出しラベルを付属している。

 ミニGボックスPPは、既製品のGボックスPPと同じレトロな色合いを再現した。カラーは赤、黄色、緑、青の4種類。名刺は最大約150枚まで収納でき、未使用時は折りたたんで小さくできるという。

●キングミニ、誕生のきっかけはカプセルトイ

 キングミニは、キングジム製品をミニチュアサイズにした文房具シリーズ。ミニチュアのカプセルトイを買うのが好きだった開発担当者が、「キングジムの定番商品をミニチュアにしたら面白いのでは?」と思い付き、商品化に至った。

 2022年6月に発売した第1弾は、「キングファイル」を親指サイズで再現した「キングファイルクリップ」と、手のひらにのる「キングファイルふせん」、キングファイルをそのまま収納できる「ミニ保存ボックス」の3種類。第1弾についてキングジムは「コンセプトや機能性が高く評価され、発売後すぐに品薄になるほど好評を博した」と説明する。

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