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スシロー、「年間売上100億円」の”カフェ部”新コンセプト発表 スイーツに注力する狙いは?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月29日 11時12分

スシロー、「年間売上100億円」の”カフェ部”新コンセプト発表 スイーツに注力する狙いは?

「スシローカフェ部」の新コンセプトが発表された

 回転すしチェーン「スシロー」を運営するあきんどスシローは5月28日、同社のスイーツブランド「スシローカフェ部」の新コンセプト「おいしく、わくわく、ぞくぞく」を発表した。

 スシローカフェ部は、「おすしを食べた後でも美味しく食べられるスイーツ」の開発を目指して2017年に発足した、同社の部署横断型プロジェクト。一流ホテルやスイーツ専門店出身のパティシエが中心となり、新商品やコラボメニューなどを開発してきた。

 リニューアルの第一弾として、大ヒットアイス「ブラックモンブラン」を製造する竹下製菓(佐賀県小城市)とコラボした「ザックザク!ブラックモンブランパフェ」(330円)を売り出す。ブラックモンブランのパッケージを山に見立ててパフェにかぶせており、ざくざくとしたクッキークランチの食感が最後まで楽しめるという。5月29日から提供を開始し、148万食の販売を予定する。

●年間100億円の売り上げ、狙うのは「カフェ需要」

 スシローカフェ部の年間売り上げは100億円以上。運営元のFOOD&LIFE COMPANIESの前期の売上収益は3017億円となっており、事業の重要な柱といえる。

 食後のデザートとして訴求するほか、主なターゲットを女性に設定し、ランチとディナーの間の時間帯(アイドルタイム)の売上増を狙っている。コーヒーの充実などにも力を入れており、実際に母親同士での利用も目立つという。

●「専属パティシエ」で差別化、新商品開発はスピード感を重視

 同社広告宣伝部の林麻衣子氏は、スシローカフェ部の強みを、「3名の専属パティシエが年に200品以上の試作を行い、50品の新作を送り出している」点だと話す。年間50品を投入することで、いつ訪れても新作がある「わくわく感」を楽しめるようにするという意図があるといい、これは新コンセプトの「おいしく、わくわく、ぞくぞく」にも合致するものだ。

 また、菓子メーカーや有名パティシエとも積極的に提携し、コラボ目当てでの利用も見込む。

 スイーツの開発にあたっては、「おすしの後でも食べやすいよう、重くなりすぎない分量や味付けを意識している」という。

 また、店舗だからこそ味わえる「ひと手間」も重視することで、コンビニなどのテークアウト型スイーツと差別化する。中でも売れ筋の商品は、「カタラーナアイスブリュレ」(230円)で、提供する直前に店内で表面を炙る点が人気だという。

 大手回転すしチェーンはスイーツ部門を強化しており、くら寿司は「KURA ROYAL」を、はま寿司は「はまカフェラボ」をそれぞれ展開する。

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