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カスハラ被害が多い職種は? カスハラ経験と離職の関係

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月6日 17時15分

●カスハラを受けた心境は?

 カスハラを受けた直後の心境を聞いた。「仕事を辞めたいと思った」と答えた人は38.0%、「出勤がゆううつになった」人は45.4%と半数に近い割合となった。また「次の転職時は顧客やり取りのない仕事につきたい」と感じた人も37.5%いた。

 転職意向と離職率については、1年以内の「カスハラ経験あり層」と「なし層」を比べたところ、「あり層」は転職意向が1.8~1.9倍高く、年間の平均離職率は1.3倍高い傾向が見られた。

 パーソル総合研究所の小林祐児上席主任研究員は「カスタマーハラスメントの背景には、現場の人手不足がある。今後、さらに社会問題化していけば、顧客サービス職を選ぶ労働者もますます少なくなってしまう。カスハラ後にも、被害者を適切にケアし、事例として共有していくことで、会社への信頼資産を貯めることにもつながっていく。また、社内だけではなく、対外的に会社としての態度や対策を表明していくことも求められている」とコメントした。

 インターネットによる調査で、対象は顧客折衝のあるサービス職で働く20~69歳男女2万108人。調査期間は2月6~9日および3月21~25日。

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