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寝間着に「10年以上同じTシャツ」 ユニクロ、夏場の”無頓着さ”に着目

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月7日 7時20分

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「夏パジャマキャンペーン」を打ち出すユニクロ

 寝間着にTシャツを着ている人のうち、3人に1人が「10年以上同じTシャツ」を着用――ユニクロはそんな“無頓着さ”に着目したようだ。同社は6月6日から「夏パジャマキャンペーン」として、夏の快眠アイテムに「エアリズム」を訴求する。

 キャンペーンで打ち出す商品は、「エアリズムコットンメッシュセット(半袖)」(メンズ向け、全3型、2990円)、「ウルトラストレッチエアリズムセット(半袖)」(ウィメンズ向け、全2型、2990円)、「エアリズムコットンブレンドセット(半袖)」(キッズ向け/ガールズ向け、それぞれ全2型、1990円)。

 いずれも既出の商品だが、メッシュ素材を取り入れて通気性を高めたというメンズ向けをはじめ、随時アップデートも行っている。

●布団、マットレス、枕……快眠グッズの主流に参入

 同社は2024年4月、20~60代の男女計1000人を対象に、夏の寝間着と睡眠に関する調査を実施。その結果、「暑くて目が覚める」「寝汗がベタつく」「寝つきが悪い」といった夏場における睡眠への悩みを抱える人が、6割近くに上ることが分かった。

 そうした悩みがある中、快眠のために消費者はどんなグッズに注目しているのか。最も関心が高いジャンルは「布団・マットレス」(68.0%)、2位は「枕」(66.3%)となった。一方で、「パジャマ」と答えた人は35.4%にとどまった。

 また、70.2%の人が夏の寝間着としてTシャツを着用しており、うち3人に1人以上が10年以上同じTシャツを着用しているという結果に。

 夏場の睡眠に不満があっても、快眠グッズとしてのパジャマに関心を持つ人は少数――同社はこの点に着目し、速乾性や素材の滑らかさに強みを持つエアリズムの使用を提案。「衣類は睡眠の質を左右する極めて重要なアイテム」として、潜在的なニーズを掘り起こしたい考えだ。

●特設コーナーで訴求、リサイクル目線も

 訴求にあたっては、POPやコーナーを店舗にて展開するほか、特設サイトの実験動画で速乾性をアピールする。また、不要となる古いTシャツについては、同社が展開するリユース・リサイクル事業「RE.UNIQLO」での回収を呼びかけることで、キャンペーンを強化していくという。

 4月に「持続冷感敷きパッド」を発売したワークマンをはじめとして、夏の快眠グッズへの参入が各社で続く。電気料金の大幅な値上がりも見込まれる中、エアリズムは新たな需要を喚起できるか。

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