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びっくりドンキー、完食イベント参加者が65万人に増加 「残してはダメ」ではないアプローチとは?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月9日 6時30分

 もぐチャレ!!を始める前は、1店舗から1日約50キロの生ごみが排出されていた。現在、ごみの排出量は1日当たり20~30キロに抑えられている。生ごみが減ったのは、もぐチャレ!!だけでなく、食べ残しを持ち帰る容器を配布したり、サラダやフライドポテトなどを小さいサイズで選べるようにしたりした結果である。

●前向きに取り組む工夫

 もぐチャレ!!は2006年に一部の店舗で始まり、徐々に他の店舗に拡大していった。2024年5月末時点で、全国333店舗で実施している。取り組みを始めたきっかけについて担当者は「小さいお子さまだと、食べることが苦手だったり、集中できなかったりすることがあると思います。そういう時期に『残してはダメ』ではなく、『よく食べたね』『がんばったね』と前向きな言葉をかけることが大切だと考えました。そうすれば、嫌いなものも一生懸命食べようという気持ちになって、食事が楽しくなりますよね」と説明する。

 あくまで、一番の狙いは食事を楽しく、大切にしてもらうことだという。その結果、「食品ロス削減」「子どもの好き嫌いがなくなる」「食育」といったことにつながればよいという考えだ。

 食品ロス削減のため、外食大手はさまざまな取り組みをしている。例えば、しゃぶしゃぶ食べ放題のチェーン「しゃぶ葉」では、2024年4月から「こまめどりプロジェクト」をスタートしている。これは、利用客がきれいに食べ終わったテーブルの写真を撮影し、会計時にスタッフに提示するとドリンクバー110円券を提供するという仕組みだ。ドリンクバーのチケットは次回の来店時に使えるようになっており、再来店を促す点が特徴だ。

【お詫びと訂正:もぐチャレ!!の実施店舗に関する記載で「2024年末時点」としていましたが、正しくは「2024年5月末時点」でした。】

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