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雨の日は客が「少ないと感じる」飲食店が7割超 実施する対策は?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月17日 6時35分

雨の日は客が「少ないと感じる」飲食店が7割超 実施する対策は?

飲食店における雨の日の対策、実態は?

 飲食店経営・運営を支援するプラットフォーム「飲食店ドットコム」を運営するシンクロ・フード(東京都渋谷区)は、飲食店の経営者・運営者433人を対象に、「飲食店における雨の日の対策」に関する調査を実施した。梅雨入りが近づく中、飲食店はどのような対策を取っているのだろうか。

●天気予報を意識する飲食店「85.6%」

 飲食店運営にあたって天気予報を意識しているかを聞いたところ、「とても意識している」が38.6%、「やや意識している」が46.9%という結果に。85.5%の飲食店が天気予報を意識していることが分かった。

 天気予報を参考にどのような調整をしているか聞いたところ、最も多かった回答は「仕込みの量」(46.7%)。「仕入れの量」(37.2%)、「人材配置」(21.7%)と続いた。一方で、「特に何も調整しない」という回答も35.6%に上った。

●雨の日の来店客、7割超が「少ないと感じる」 影響が大きいのは?

 次に、雨の日は来店数に影響があるか聞いたところ、72.5%が「来店数が少ないと感じる」と回答。

 立地別に見ると、「商業施設内」の店舗においては「来店数が少ないと感じる」との回答が54%にとどまっており、雨の影響が比較的少ないことが分かった。

 また業態別では、「バー」が86%となっており、影響の大きさがうかがえた。客単価が高く、予約客が多い傾向にある「フランス料理」「懐石・会席料理」では30%台と、影響が少ないようだ。

●売り上げUP対策、「効果あった」は3割にとどまる

 雨の日の来店客の減少に対して、売上UPのための対策をしているか聞いたところ、「実施している」という回答は7.2%にとどまった。「実施した経験はあるが、今は継続していない」(19.2%)を合わせると、実施したことがある飲食店は26.4%だった。

 また、実施したことがあるとした事業者のうち、「効果があった」という回答は31.6%だった。「効果がなかった」(44.7%)、「分からない」(23.7%)という回答から、約7割の飲食店が効果を感じていない現状が明らかになった。

 どのような打ち手を取ったか聞いたところ、「値引きの実施」や「SNSでの配信強化」「目玉商品の提供」「ポイントUP」「デリバリー・テークアウトの導入」などが挙がった。

●悪天候に関する悩み事は「売り上げ減少」「キャンセル対策」など

 梅雨時期や台風、ゲリラ豪雨など「悪天候に関する悩み事」を募ったところ、「来客数が減ること」「キャンセル処理、応対」「交通手段がストップすること」「雨天時の来店客のマナー」「食材管理」などが挙がった。

 調査は6月5日~12日に、飲食店ドットコム会員を対象に実施。回答者のうち、71.1%が1店舗のみを経営する事業者。東京にある飲食店は49.9%(首都圏の飲食店の割合は65.3%)となっている。

 また、回答者の業態及び店舗の立地の内訳は以下の通り。

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