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GPT-4oは無料でどこまで使える? 検証して分かったこと

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月26日 10時20分

GPT-4oは無料でどこまで使える? 検証して分かったこと

GPT-4oは無料でどこまで使える?

Q.最新モデルのGPT-4oを使いたいのですが、無料のプランでも大丈夫ですか?

 2024年5月に登場したOpen AIの新しいAIモデル「GPT-4o」は、無料プランのユーザーにも回数などの制限つきで開放された。最新モデルが無料で提供されるという大盤振る舞いを有効活用するために、無料でどこまでできるのかについて、あらためて整理してみたい。

●無料でどこまで利用できる?

 無料プランを利用しているアカウントで新規チャットを開始すると、最初は自動でGPT-4oが選択された状態になる。GPT-4oを使った指示を10回行った時点で制限に達し、リセットされるまではGPT-3.5が使用されるとのメッセージが表示される。記事執筆時点では4時間半後の時刻が表示されている。

 なお、回数はその時間帯に利用した全てのチャットの累計でカウントされる。例えば、最初のチャットでGPT-4oを使った指示を6回行った場合、次に新しいチャットを開始した場合に利用できる残り回数は4回となる。チャット単位での上限ではない点に注意したい。

 GPT-4oを使ったテキストでの通常のやりとりに加え、以前は有料プランのユーザーのみに提供されていた機能の一部も制限つきで無料ユーザーに開放されている。これらの機能についてもモデルにGPT-4oが適用された状態、つまり10回の制限のなかで利用できる。

 対象となるのは以下の機能だ。

・ファイルや画像のアップロード

・「Data Analyst」を使ったデータ分析

・GPTsの利用

・Web検索の結果を反映した回答

 ただし、Open AI公式のGPTsとして提供されている「DALL-E」を使った画像生成および、GPTsの新規作成については無料アカウントから行うことはできない。これらの機能を使いたい場合には有料アカウントが必要になる。

●ピンポイント利用や「再挑戦」ユーザーに恩恵

 現在の会話がGPT-4oとGPT-3.5のどちらで行われているかについては、回答右下の「モデルを変更する」アイコンから確認できる。ここをクリックすると表示されるドロップダウンリストから「GPT-3.5」を選ぶことで、GPT-4oで出力済みの回答をGPT-3.5で書き換えることも可能だ。

 この仕様を利用して、指示内容によってGPT-3.5とGPT-4oを切り替えることで制限を引き延ばすことはできないかと考えたくなるが、最初に出力されたGPT-4oの出力も10回の内にカウントされるため、残念ながら切り替えたところであまり意味はない。

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