1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

りそな、初のBリーグ冠パートナーに 南社長が語る狙いは?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月6日 11時56分

りそな、初のBリーグ冠パートナーに 南社長が語る狙いは?

りそなホールディングが「Bリーグ」のタイトルパートナーに就任(以下(C)B.LEAGUE)

 りそなホールディングスが、新たなブランディングに舵を切る。同社は7月1日、バスケットボール男子「Bリーグ」のタイトルパートナーに就任した。個人や中小企業などを対象にしたリテール業務で業界首位を目指すりそなは、全国にクラブを有し、地方創生を目指すBリーグのパートナーになることで、ブランディングを強化する。

 金融機関がBリーグの冠パートナーになることは珍しい。南昌宏社長兼グループCEOは、同日に開いた記者会見で狙いを語った。

 「大きなブランディング戦略の一環として捉えています。ビジネス面でもBリーグさまのファン層は多岐にわたり、若年層や女性の方々にもファンを抱えています。金融ビジネスが高齢化社会への対応が必要となっている中、今後は未開の層についてもリーチできると思っており、(今回の就任が)非常に大きなインパクトをもたらしてくれると考えています」と話した。

 「地域の社会課題の解決に努めながら、金融の枠にととどまらない発想で、ワクワクする未来の実現に向けて、共に新たな挑戦を始めます」(南社長)

●公的資金注入から20年のりそな Bリーグのコメントは?

 タイトルパートナーはBリーグの全公式戦のネーミングライツを保有。公式ロゴ・名称を含めてBリーグの対外的な全ての表記に関われる唯一のパートナーだ。パートナーになった経緯について、南社長は以下のように説明する。

 「Bリーグ、そして島田慎二チェアマンの志、戦略性の高さ、実行力、行動力に共鳴したのがスタートになります。Bリーグと当社には関係がないように思われるかもしれませんが、共に挑戦、変革、地域への貢献に真摯(しんし)に取り組み、根底に流れる思いは共通しています。島田チェアマンと話す中で、必ずウィンウィンになれると確信しました」

 公的資金注入から20年の節目を迎えたりそなは2023年、「金融+で、未来をプラスに。」をパーパスに制定した。グループ一体となって地域に寄り添いながら、ワクワクする未来のためにどんなことでもプラスに変えていく思いを言語化したものだ。グループとして、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行などが各地域の社会課題の解決に努めながら「リテールナンバー1」の実現を目指している。

 Bリーグは全国32都道府県にB1、B2合わせて38のクラブを保有。試合会場であるアリーナを中心に地域社会と雇用、交流、ネットワークの構築により、地方創生を目指す。

 「(りそなグループは)地域に寄り添いながら、金融の枠にとどまらず、変革と創造に挑んでいます。バスケを通じて地域創生を目指すBリーグにとって、非常に心強いパートナーを得たことをありがたく思っています。今後も事業成長や地域コミュニティーの活性化を通じ『感動立国』を目指して新たな価値提供に挑戦していきます」(島田チェアマン)

(アイティメディア今野大一)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください