「楽天ブラックカード」これまで招待のみだったが、申込受付を開始 特典は？

楽天ブラックカードが申し込み可能に

　楽天カード（東京都港区）は、これまで招待のみとしていた「楽天ブラックカード」について、7月1日からサービスや特典を公開し、同社が定める条件を満たす利用客からの申込受付を開始した。年会費は3万3000円。

　楽天ブラックカードの特典は、最高1000万円の利用可能枠や海外旅行傷害保険などに加えて、旅行時の手荷物宅配サービスや楽天カードトラベルデスクの利用、国内外の空港ラウンジ利用、さまざまなシーンの要望に応えるコンシェルジュサービスなど。楽天市場や楽天トラベルなどの利用時には優待ポイントがあり、楽天証券の投信積立で楽天ブラックカードを利用した場合、全積立対象商品に対して2％のポイントがもらえるなど、楽天ポイントも貯まりやすくした。

　楽天ブラックカードの申し込みは、楽天プレミアムカードの契約から12カ月以上経過していて、12カ月間のカード請求金額が合計500万円以上の会員に対して、順次受付を開始する。

　合わせて、楽天ブラックカードと楽天プレミアムカードに、新たな付帯サービスとして「楽天マガジン ライト for 楽天カード」「楽天ミュージックバンドルプラン」を7月1日から提供開始する。

　楽天マガジン ライト for 楽天カードは、「楽天マガジン」アプリで月3冊まで人気雑誌などを無料で読め、楽天ミュージックバンドルプランは「Rakuten Music」アプリで30日ごとに5時間まで無料で楽曲を再生できる。

　今回の発表を受けて、楽天カードに反響を聞いたところ、SNSで話題になっていることもあって好評だというが、「券種ごとの数字は開示していないため、回答を差し控えさせていただきたい」とのこと。

　「今後もクレジットカードのサービスや機能を拡充し、金融サービスをより便利で使いやすく身近な存在にすることで、さらなる利便性と顧客満足度の向上を図っていく」とコメントしている。