ルタオ、指定歴史的建造物「旧小樽倉庫」に大型店舗 10月オープンで限定商品などを予定

ルタオ本店

　洋菓子ブランド「ルタオ」を運営するケイシイシイ（北海道千歳市）は7月9日、小樽市内の「旧小樽倉庫」に新店舗をオープンすると発表した。10月の開業予定で、限定商品のメニュー開発や、建物の魅力を活用した観光シンボルの設置を予定している。

　旧小樽倉庫は、1894年に完成した小樽市の指定歴史的建造物。南側部分は長年「運河プラザ」として観光名所となっていた。今回、小樽市が定期建物賃貸借契約による賃借人を募集し、ケイシイシイが「優先候補者」に選定され、新店舗をオープンすることになった。

　新店舗をオープンする、旧小樽倉庫の南側部分は総床面積1726平方メートルで「一番庫」「二番庫「三番庫」「中庭」「前庭」の各エリアに分かれている。一番庫はテークアウト・バー、二番庫は物販、三番庫はカフェ・レストラン、中庭はイベントスペース、前庭はフリースペースとしての運営を想定している。

　ルタオは1998年創業。7月時点で、小樽市内に6店舗、札幌に1店舗、千歳市に3店舗を運営している。