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入社1年以内の短期退職、「後悔なし」が7割超 新卒と中途で退職までの期間に違いはある?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月19日 5時10分

入社1年以内の短期退職、「後悔なし」が7割超 新卒と中途で退職までの期間に違いはある?

短期退職に関する調査(提供:写真AC)

 新卒入社と中途入社で、入社してから退職までの期間に違いはあるのか。ネオマーケティング(東京都渋谷区)が調査結果を発表し、中途入社の方が退職までの期間が短い傾向にあることが分かった。3カ月以内に退職した人の割合では、新卒入社が46.6%に対して、中途入社は57.7%だった。

 1年以内に自己都合で退職した際、新卒入社した企業における退職までの期間として最も回答が集まったのは「1年以内」で29.0%。中途入社した企業では「3カ月以内」(22.6%)が最多だった。

 1年以内に自己都合で退職した理由の1位は「思っていた仕事内容ではなかった」(34.8%)。2位は「仕事にやりがいを感じない」(29.2%)、3位は「上司との人間関係」(27.2%)が続いた。

 1年以内に退職した人が「こんな制度やケアがあれば辞めずに済んだ」として最も多く回答したのは「職場での理解促進・雰囲気づくり」(33.8%)だった。退職理由と合わせると、短期退職者は職場の雰囲気に敏感であることがうかがえる。「柔軟な勤務時間やリモートワークの許可」(23.2%)、「カウンセリングやメンタルヘルス支援の提供」(18.8%)が続いた。

●「後悔していない」が8割弱

 1年以内に自己都合退職したことについては「全く後悔していない」(52.8%)と回答した人が最多だった。「あまり後悔していない」(23.4%)と合わせ、8割近くが納得しているようだ。

 1年以内の自己都合退職が、その後の転職に与えた影響について「ない」と回答した人が71.0%で多数派を占めた。人事担当者も、44.1%が「退職理由によってはネガティブな印象はない」、8.7%が「ネガティブな印象はない」と回答しており、理由によるものの過半数が問題ないと考えていることがうかがえる。

●退職代行サービス、短期退職者と人事担当者のイメージは?

 いわゆる「退職代行サービス」の認知度は、短期退職者・人事担当者のいずれも80%を超えた。実際に利用したことのある短期退職者は6.4%で「利用されたことがある」と回答した人事担当者は29.1%だった。

 退職代行サービス利用者のうち「おすすめしたい」と回答した人は90.6%で大多数を占めた。一方、人事担当者は「とてもネガティブな印象」(33.1%)と「ネガティブな印象」(32.3%)を合わせ、過半数がマイナスのイメージを持っているようだ。

 短期退職者のうち、現在の職場を退職する際に退職代行サービスを利用したいと回答した人は「利用したい」が13.8%、「状況によっては利用したい」が36.2%で、半数を占めた。

 全国の20歳以上男女のうち、入社から1年以内に退職した経験がある500人と、1年以内に退職した従業員に関与した経験のある、企業の人事・教育担当者500人を対象にインターネットで調査した。期間は5月10~13日。

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