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「エモかわいい」カー用品の動画が840万再生! ドンキでバズった意外な商品とは

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月20日 6時15分

「エモかわいい」カー用品の動画が840万再生! ドンキでバズった意外な商品とは

どんな動画がバズっているのか(提供:ゲッティイメージズ)

 さまざまな企業が自社の公式SNSを利用した販促に取り組んでいるが、ドン・キホーテの公式TikTokではどういった商品の反響が大きいのだろうか。ドンキが6月中旬に開催した新商品発表会の場で、「バズった」事例を取材した。

●約840万回再生のワイヤレスカーチャージャー

 ここ数年で特に反響が大きかったのが、2023年冬に発売した「VTC-QAS ワイヤレスカーチャージャー」(4399円)だ。公式TikTokでは商品の特徴を紹介する18秒の動画が、約840万回視聴されている(7月中旬時点)。

 具体的にどんな商品なのか。

 スマートフォンをスタンドに載せると、アームが閉まってしっかりと固定。ワイヤレス充電が開始される。270度の角度調節が可能で、4センチ伸縮するのが特徴だ。車内だけでなく、デスク周りでも使える商品として訴求している。

 カー用品コーナーで取り扱っており、ドンキ限定のカラーを4色(ピンク、ミントグリーン、バイオレット、ブラック)用意している。ブラック以外は、若者を中心に支持されている「くすみカラー」に近い印象を受ける。このカラーは、彩度が低くグレーっぽさがあるのが特徴だ。ドンキでは、「エモかわいい」カラーだとして、サンダルやフロアクッションといった幅広い商品に採用してきた実績がある。

 なぜ、ここまで視聴回数が伸びたのか。商品開発の担当者は「もともとこのジャンルの商品には、こうした色合いのものがなかったと認識しています。そして、カー用品を紹介する動画は、閲覧回数が伸びやすい傾向があります」と説明する。もともと支持されやすいジャンルの商品に、若者受けしやすいカラーを採用したことがきっかけのようだ。

●風呂を楽しむグッズとして訴求

 子ども向けの商品として支持されているのが、浴槽内のお湯をゼリーにして楽しめるようにした「ジェリープレイバス」(1099円)だ。公式TikTokでは約470万回視聴されている。

 お湯がゼリー状になるパウダーと、ゼリーを液体状に戻す溶解剤がセットになっており、遊び終わったあとは流水と一緒に排水できる利便性もアピールポイントだ。「ソーダの香り(青)」「リンゴの香り(緑)」「イチゴの香り(赤)」の3種類を用意している。

 公式TikTokでは基本的な遊び方だけでなく、片付けの簡単さも強調している。

●スマホアプリと連動した耳かき

 耳かき先端の小型カメラとスマホアプリを連動させることで、耳の中を確認しながら耳掃除ができる「スマホ連動イヤークリーナー」(3278円)の動画も好調だ。

 2023年12月に発売した商品で、公式TikTokでは約450万回再生されている。動画では本物の耳の内部を映し出すのではなく、小さな筒の中にあるごみを取る様子を紹介している。

 この耳かきは年間6000個販売する計画だったが、4万2000個売れる大ヒット商品に育った。商品開発の担当者は「自分の耳の穴の中を見てみたいというニーズが予想以上にあった」と分析している。YouTubeでは耳かきの実況動画が一定数の支持を得ている。これも、ドンキの耳かきがバズった背景にありそうだ。

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