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「老舗企業の倒産」、前年比2倍ペースで急増 物価高など影響

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月20日 7時10分

「老舗企業の倒産」、前年比2倍ペースで急増 物価高など影響

増加する老舗企業の倒産

 帝国データバンクは7月19日、「老舗企業」(創業・創立から100年以上の企業)の倒産件数が、2024年の1~6月で74件に及んだと発表した。前年同期の38件から2倍近くに増加しており、上半期としては2000年の統計開始以降、最多となった。

 老舗企業における倒産のうち、業種別では「製造業」が22件と最多に。2位は「小売業」の21件で、「製造業」と合わせて全体の6割を占めた。以降は、「卸売業」(11件)、「建設業」(8件)、「サービス業」(6件)が続いた。清酒製造(2件)や生菓子製造(2 件)といった伝統産業のほか、水産加工、味噌、野菜漬物などもあった。

 倒産の原因は、仕入価格の上昇により収益が悪化した「物価高倒産」(14件)、後継者不在のため事業継続の見込みが立たなくなった「後継者難倒産」(11件)など。

 帝国データバンクは、2024年の企業倒産が全体で1万件突破も視野に入る勢いで増加している状況も踏まえ、「半数近くを小規模企業が占める老舗企業は、さらに厳しい局面を迎える可能性がある」と分析している。

 同社によると、2023年時点における国内の老舗企業は4万3631社で、2024年は約2000社が加わる見込み。

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