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ドンキの「着るクーラー」昨対比3倍以上の売れ行き、人気のワケは?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月24日 11時36分

ドンキの「着るクーラー」昨対比3倍以上の売れ行き、人気のワケは?

ドンキの「冷感ウェア」が人気、なぜ?

 ドン・キホーテ(東京都目黒区)の「冷感ウェア」が好調に推移している。自社ブランドの「情熱価格」「me&do(ミーアンドドゥ)」「ACTIVEGEAR(アクティブギア)」「greenstage(グリーンステージ)」から計24種を販売しているが、どのアイテムが売れているのか。

 同社の広報に聞いたところ、情熱価格の「冷えとろ」シリーズとme&do「着るクーラー」シリーズが人気だという。「冷えとろ」はルームウェアとして展開しており、一般的な冷感素材の2倍(※)ほどの“冷たさ”を感じ、体感温度はマイナス7度に。ワイドアンクルパンツ、オーバーサイズTシャツ、ステテコ、インナー半袖クルーネック、インナー半袖Vネック、Vネックスリーブレスの6種を販売している。

 me&doは、ドンキの女性従業員が「本当に欲しいものを作る」をコンセプトにしたブランドで、2022年に登場した。夏の暑さと日焼け止めを塗るわずらわしさを解決するために、接触冷感生地で“冷たさ”と、UVカット加工で紫外線カット率95%以上を実現したという。クルーネック長袖インナー、ローネック長袖インナー、ワイドパンツ、ヨガパンツ、レギンス10分丈の5種を用意している。

 両シリーズの売り上げは昨年と比べて伸びており、特にme&doの「着るクーラー」は、昨対比で3倍以上も伸びているようだ。市場には類似した冷感ウェアが数多く存在しているが、ドンキは商品開発を進める上で、冷たさ以外に快適さにもこだわった。

 「冷えとろ」シリーズは、肌の熱を素早く吸収して外へ逃がしてくれる極細繊維を使用することで、肌触りのなめらかさを追求。「着るクーラー」シリーズは、紫外線をカットできるUV加工の極細繊維を採用。「『ひんやり』だけではなく機能性も、支持された要因のひとつではないかと考えている」(同社広報)

●冷感ウェアと夏物家電

 ドンキは、大風量が特徴の夏物家電「猛暑フッ飛ぶ ド風量シリーズ」を発売している。サーキュレーター、ハンディファン、扇風機などを扱っており、特徴はいずれも「風量が強い」こと。昨年2億円を売り上げるなど好調だったが、今年は6種7商品にラインアップを拡充し、さらなる売り上げ拡大を見込んでいる。

 冷感ウェアと夏物家電に、売れ始めるタイミングに違いはあるのだろうか。「両アイテムに大きな違いはなく、夏向けの商品は例年よりも早い時期から売れ始めた」(同社広報)という。

 冷感ウェアは例年5月下旬~6月にかけて売り上げが伸びていくが、今年は4月から計画を上回った。そのため4月に追加生産をかけ、夏の需要に対応できるように準備を進めてきた。夏物家電についても、例年梅雨明け後に売り上げのピークを迎えるが、今年は5月から好調に推移しているという。

 まだまだ暑い日が続きそうだが、ドンキの夏物商品はどこまで売れるか。

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