「EV優遇廃止」派のトランプを、イーロン・マスクが“支援”する本当の理由
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月26日 7時15分
ところが、いまだにトランプ氏はXをほとんど使っていない。というのも、TwitterやFacebookから追い出されたトランプ氏は、自分で作ったSNS「Truth Social」をメインに使っているからだ。ただ今や「米国第一主義」の親分で、良くも悪くも話題に事欠かないトランプ氏が活発にXで投稿するようになれば、プラットフォームとしても活性化する。そこからも政策に関与できる、とマスク氏は踏んでいるのかもしれない。
●「大勝負」はどうなるか
マスク氏はビジネスに、常に自身の理想とする世界観を反映させている。どのビジネスにも社会を変えたいという動機が裏に見え、それを実現させようとしているのが分かる。
そしてそれらを実現に近付けるには、民間企業としての活動だけでは限界がある。時の政策によって横やりが入ることもあれば、考え方の合わないリーダーが政府を率いると、自分の活動が制限されたり足かせができたりもすることもあるだろう。
全面的な支援を決めた現在のマスク氏は、トランプ政権に乗って未来を築くと腹を決めたのだろう。今回の大金投入については、無謀なロケット開発をギリギリ成功させたり、非難ごうごうの中でTwitterを買収したりと、物議を醸してきたこれまでの「大勝負」と同じにおいがする。
今回の米大統領選では、引き続きマスク氏の動向を注視したい。
(山田敏弘)
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