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大規模リニューアル中の有楽町「新東京ビル」、メゾンカカオの都内初旗艦店を今冬オープン

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月31日 17時15分

大規模リニューアル中の有楽町「新東京ビル」、メゾンカカオの都内初旗艦店を今冬オープン

大規模リニューアル中の有楽町「新東京ビル」、メゾンカカオの都内初旗艦店を今冬オープン

 三菱地所(東京都千代田区)は、有楽町の玄関口に位置する「新東京ビル」の大規模リニューアルの一環として、1階の北西角地約1000平方メートルの大規模店舗区画や、3・5階のリニューアルを行ったことを発表した。その他の各フロアについても順次リニューアルを進め、全体の完了は2025年度中を予定している。

 新東京ビルは、1963年に竣工した鉄骨鉄筋コンクリート造りの地上9階、地下4階からなる複合ビル。2020年に先行して4階フロアを全面リニューアルし、イノベーション拠点「Shin Tokyo 4TH」をオープンした。Shin Tokyo 4THには、入居企業自らがフロアやビル、街を触媒として化学反応を起こし、社会に対して新たな価値を生み出すことを企図し、DXやオープンイノベーションを促進する企業を誘致した。

●1階北西区画には「メゾンカカオ」を今冬オープン

 丸の内仲通りに面する1階北西区画には開かれたピロティ空間を新設し、都内初の旗艦店となる鎌倉発祥のアロマ生チョコレートブランド「メゾンカカオ」を今冬オープンする予定だ。カフェ併設型のショップは同ブランド初で、同店のみで提供するチョコレートスイーツから、ビジネスに利用する手土産、ギフトなどを展開する。

 「オフィスワーカーだけでなくすべての来街者に開かれた楽しめるビル」を目指し、2階以上の各階エレベーターホールに、自由に使えるラウンジスペースを設置。階段で気軽に移動・昇降が可能な動線に着目し、各階で異なるコンセプト(3階は「Villa」、5階は「Lounge」など)のフロアデザインにするという。

 ヴィーガンレザー(動物由来の原材料を使わずに作られた人工的な皮革)を使用した什器やリサイクル素材の壁面タイルを採用して熱負荷の低減を図るなど、環境配慮を重視したリノベーションを行い、リニューアルが完了した3・5階では約30点のアート作品を設置。各階のフロアコンセプトから関連・連想する作家・作品を選定し、通常は廃棄する周辺ビルの仮囲いアートをリメイクした作品も導入した。

 三菱地所は「全ての作品に分かりやすい作品解説も付設し、来街者が有楽町のアート全体に対して親しみを感じていただけるような仕組み作りを考えた」とコメントしている。

●ストック型リノベーションを随所で展開

 外装は、昭和30年代のモダニズム建築の特徴の一つである横連窓のデザインは残しつつ、窓ガラスをLow-E複層ガラスに全面更新することで熱負荷の低減を図り省エネ性能の向上を目指した。

 内装は、新東京ビルの特徴である1階中央部の円形照明、床・壁のモザイク調のアートタイルは価値あるヴィンテージとして残し、基準階においては開業時からの素材を生かすなど、ストック型リノベーションを随所で展開している。

 三菱地所は、2020年以降の丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)で街作りを行っている。「街作りコンセプトを『丸の内Reデザイン』とし、新東京ビルは『人を惹きつける新東京ビル』を目指し、今後もリニューアルを進め多様な業種の企業を誘致し、有楽町のまちの変化を感じる象徴となるよう運営していく」とコメントしている。

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