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「夏のドライヤーが暑くてつらい」に着目 温風を逆手に取った“塗る”クーラーがじわじわ拡大中

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月3日 7時0分

「夏のドライヤーが暑くてつらい」に着目 温風を逆手に取った“塗る”クーラーがじわじわ拡大中

夏場のドライヤーの悩み、どう解決する?(提供:ゲッティイメージズ)

 機能衣類や化粧品の企画販売などを手掛けるリベルタ(東京都渋谷区)が展開する、“塗る”タイプのひんやりグッズ「Coolist」が好調だ。同社が2018年に立ち上げたCoolistは、出荷個数がシリーズ累計150万個を突破。中でも人気を支えているのがヘアトニックの「スカルプクーラー」(メーカー希望小売価格1320円)と、ロールオンタイプの「アセダレーヌ」(同880円)だ。

●夏場のドライヤーが暑い、どう解決する?

 髪の長い人や毛量が多い人にとって、夏場のドライヤーは悩ましい問題だ。せっかく風呂に入ってスッキリしたにもかかわらず、髪を乾かすために温風を浴び続けていると汗をかいてしまう。こうした悩みに着目して誕生したのがスカルプクーラーだ。

 スカルプクーラーは、メントールを配合したヘアトニック。メントールが配合されているため、ドライヤーの風が当たるとひんやりした清涼感を感じられる。髪を乾かすためにドライヤーの温風を浴び続けている間も、暑く感じにくい。

 使い方は、髪を洗った後の頭皮5~6カ所に直接塗り、全体にいきわたるようマッサージしてから通常通り乾かすだけ。ヘアトニックが出てくるノズルは、頭皮に塗りやすいようとがった形状を採用している。

 今年の売れ行きについて同社広報担当者に聞いたところ、5月には在庫切れになるほどの人気ぶりだったとか。その後再出荷したものの、暑さが本格化したため欠品が続いているという。

●電車内や信号待ちでも使えるアセダレーヌ

 アセダレーヌは首元やうなじ、おでこに直塗りできる、スティックタイプのアイテムだ。スカルプクーラーと同様にメントールが配合されているので、塗った直後や風が当たった時に清涼感を感じられる。

 同様の用途としてスプレータイプの商品も販売されている。しかし、周りに人がいる場合は使いづらかったり、スプレーする時の音が気になったりするというデメリットがあった。そのため、アセダレーヌはロールオンの形状を採用した。

 Coolistシリーズは2018年の発売以来、右肩上がりで成長を続けていたが、2022年ごろにSNSでバズり一気に人気商品となった。中でも、スカルプクーラーは6月末時点の店舗販売実績が前年比400%を記録したという。

 購買者層も、当初設定していた若い女性から、幅広い年代の女性に拡大しているそうだ。背景について「近年は猛暑かつ、暑い時期も長くなっています。そうした中で、通勤時やドライヤー時などを少しでも快適にしたい方が増えたからではないでしょうか」(同社広報担当者)と分析する。

 猛暑を背景に、拡大を続けるひんやりグッズ市場。厳しい暑さを追い風に、スカルプクーラーやアセダレーヌはどこまで売り上げを伸ばせるか。

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