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日々進化する生成AI 企業はどんな人材を採用すべきか? 採用担当者はこう考えている

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月3日 8時15分

日々進化する生成AI 企業はどんな人材を採用すべきか? 採用担当者はこう考えている

日々進化する生成AI 企業はどんな人材を採用すべきか?(写真はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)

 近年、生成AIは急速な進化を遂げ、製造現場、介護、医療などさまざまな分野で活用されています。

 急速に変化する時代の中で企業が競争力を維持するためには、生成AIのメリットを最大限に生かせる環境を整えるべきでしょう。そこで「どのような人材を採用すべきか」が重要な課題となっています。

●「AI/機械学習/データエンジニア」の求人数・募集人数は年々増加傾向

 AIや機械学習の技術は、医療分野では診断や治療の支援、金融分野ではリスク管理や取引の最適化、製造業では生産ラインの最適化や品質管理など、多岐にわたって広がっています。

 こうした需要を裏付けるように、2015年以降、AI/機械学習/データエンジニアの保有求人数*1は直近3年間で約3倍に増加しています。

●生成AIの台頭による、今後のエンジニアに必要なスキルの変化

 レバテックが過去にエンジニア採用担当者に対して行った調査*2によると、「生成AIの出現によって今後エンジニアにとって必要となるスキルは変化すると思うか」という質問に対して、過半数が「変化すると思う」(57.8%)と回答しました。

 エンジニア採用担当者が考える、「今後需要が高くなる/低くなるスキル」の予想は下図の通りです。技術的な「ハードスキル」の一部はAIによって代替される可能性が高いと考えられている一方で、コミュニケーションやマネジメントといった「ソフトスキル」の価値は一層高まっていくと予想されています。

●採用担当者に聞いた、企業はどんな人材を採用しているのか?

 では、企業はどのような人材を採用しているのでしょうか。

 実際に企業の採用担当者に、エンジニアに求める能力やスキルについてヒアリングしたところ、以下のような声がありました。

・「新たな技術を活用した『開発手法の仕組化』や『社内の制度化』を推進できる能力があるかを重視している」(従業員2000人規模の人材系企業)

・「生成AIを既存の自社プロダクトに『どう組み込んでいくのか』『どのように活用していくのか』を考えられる人材を求めている」(従業員150人規模のSaaS企業)

・「急速に技術進化が進む中、現状のスキルよりも新しい技術に興味を持ち、学ぶ意欲があるかどうかや、変化に迅速に対応できる適応能力の高さを見ている」(従業員600人規模の事業企業)

 企業によってエンジニアに求める能力やスキルは異なりますが、共通して「新しい技術をキャッチアップする意欲」や「変化への適応能力」を重視していることが分かります。

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