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24年上半期の「バー、キャバレー、ナイトクラブ」倒産、過去10年で最多に

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月8日 17時55分

24年上半期の「バー、キャバレー、ナイトクラブ」倒産、過去10年で最多に

24年上半期の「バー、キャバレー、ナイトクラブ」倒産、過去10年で最多に

 東京商工リサーチ(東京都千代田区)は、「バー、キャバレー、ナイトクラブ」の倒産動向を分析した。2024年上半期(1~6月)のバー、キャバレー、ナイトクラブの倒産は、過去10年間で最多の47件(前年同期比161.1%増)に急増したことが分かった。

 本調査では、バー、キャバレー、ナイトクラブを「バー」「キャバクラ(ラウンジやナイトクラブほか)」「スナック」に区分し、2015年から10年間の上半期(1~6月)の倒産動向を分析した。 

 原因別で見ると、販売不振が44件(構成比93.6%)と9割を占めた。負債額別では1億円未満が43件(同91.4%)、資本金別では1000万円未満が46件(同97.8%)、従業員数別では10人未満が45件(同95.7%)と、小・零細規模の運営会社の倒産が中心だった。

 バーは、コロナ前の2018年上半期からコロナ禍の2020年同期まで各17件発生した。コロナ禍では、コロナ関連の資金繰り支援やジャパニーズウイスキーブームなどもあり2022年同期は6件、2023年同期は9件に急減した。その後、支援縮小や終了、ウイスキーの値上がり、新しい生活様式の浸透で一転し、2024年同期は24件(前年同期比166.6%増)に急増し、過去10年での最多件数を更新した。

 キャバクラは、この10年間4件前後で推移し大きな変化はなかったが、コロナ禍を経た2024年同期は10件(同150.0%増)と過去最多を更新した。一方で、価格が比較的安くカラオケ復調も背中を押したスナックは、2024年同期は13件(同160.0%増)に増加したが、最多だった2018年の17件より4件少ない結果となった。

 東京商工リサーチは「コロナ禍で夜の街は一変した。大人数で夜遅くまではしごする機会が減り、インバウンド需要も期待ほど貢献していない店舗が多い。コロナ禍からの復活の裏で、生き残りをかけた厳しい試練が続いている」とコメントしている。

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