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「つながらない権利」の意識高まる? アルバイトの4割が個人SNSの業務利用を問題視

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月9日 5時20分

「つながらない権利」の意識高まる? アルバイトの4割が個人SNSの業務利用を問題視

アルバイトの4割が「つながらない権利」を希望(提供:写真AC)

 アルバイトで働く人の4割が個人SNSでの業務コミュニケーションを問題視している。そんな結果が、ディップ(東京都港区)とアイリッジ(同)が実施した調査で分かった。理由の1位は「プライベートな時間に仕事の連絡が来ることを避けたいから」(46.9%)で、いわゆる「つながらない権利」の意識が高まっていることがうかがえる。

 個人SNSでの業務コミュニケーションを問題視している理由として、10代が最も多く回答したのは「SNSは個人的なつながりの人のみに留めておきたいから」(42.9%)。「自分のプライベートな一面を見られることに抵抗があるから」「プライベートな時間に仕事の連絡が来ることを避けたいから」(各39.0%)が続いた。時間外の連絡有無以前に、個人SNSで仕事のつながりを持ちたくない傾向が見てとれる。

 アルバイトにおける個人SNSのトラブル経験では「業務時間外のメッセージが来る」(37.6%)を筆頭に、「シフト相談などの連絡や通知が多い」(34.2%)、3位は「本当は交換したくないけど仕方なくLINEを教えた」(33.1%)が続いた。

 企業側の意見はどうか。アルバイトが多い傾向にある飲食や販売など7業種のいずれも、個人SNSでアルバイトとやり取りすることを問題視している人が半数程度を占めた。一方、LINEを中心とした個人SNSでのやり取りは現状幅広く行われているようだ。最も問題意識の高かった飲食業でも48.7%が利用している。

 アルバイトとのやり取りに個人SNSを利用している理由の1位は「アルバイト全員から(ビジネスチャットツールなどの)利用の合意を得ることが難しいため」(25.9%)。「アルバイト人数分のコストがかかるため」(25.3%)、「機密情報を扱う社員同士のツールとは分けるため」(23.2%)が続いた。

 アルバイトとのコミュニケーションツールに求めるものとして最も回答が集まったのは「シフト表を確認できる」(36.3%)で、2位は「分かりやすく簡単に操作できる」(36.1%)、3位は「写真や動画をアップして共有できる」(24.7%)だった。個人SNSでアルバイトとやり取りしている割合が高かった飲食業では、シフト調整や交代・ヘルプ要請など、シフト関連の需要が全体と比べて高かった。

 15~49歳の男女1万6272名を対象にインターネットで調査した。期間は、7月8~16日。

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