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高まる「スマホ熱中症」懸念 前年比「253%」売れている対策グッズとは?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月13日 7時10分

高まる「スマホ熱中症」懸念 前年比「253%」売れている対策グッズとは?

高まる「スマホ熱中症」への懸念 発火、爆発のリスクも

 厳しい暑さが続く中、「熱中症」に気を付けなければならないのは人間だけではないようだ。高温下でスマホが発熱し、バッテリーの膨張や爆発の原因となる「スマホ熱中症」への問題意識も高まっている。こうした中、スマホ周辺機器メーカーのトリニティ(埼玉県新座市)が開発した「スマ冷え」なる商品が好調な売れ行きを見せている。

 東京消防庁管内によると、2024年1~6月末まででリチウムイオン電池を搭載した製品から出火した件数は107件。過去最多だった昨年の167件を上回るペースだ。

 スマ冷えは、スマホの背面に貼って熱を吸収する蓄熱式のシート。発熱したスマホは、急速に冷まそうとすると内部が結露して損傷につながる恐れがある。スマ冷えは蓄熱シート内部のマイクロカプセルが液化することで温度を吸収し、スマホに不具合が起こり始める30度以上の熱を抑制するという仕組みだ。

 製造元のトリニティによると、4~7月までの出荷本数を比較した時、2023年は約3万9000本、2024年は約9万9000本。前年比約253%と売れ行きを伸ばしているという。

 今夏は特に猛暑が続いていることに加え、キャラクターとのコラボによってラインアップを増やしたことが奏功したようだ。

●「湿布のようにたくさん貼る人も」 製造元担当者によると

 同社の担当者は、ユーザーの「スマホ熱中症」への予防意識の高まりを感じていると話す。

 「スマ冷えの初代を発表した2020年はコロナ禍による外出自粛期間が続いており、涼しい室内にいる人が多く、スマホの発熱対策について世間があまり意識を向けていなかったように思う。

 昨今は“災害級の暑さ”とも言われ、外に出てスマホを少し操作するだけで熱く感じる場面も多くなった。『スマホ熱中症』という言葉も生まれ、スマホの発熱はバッテリーの劣化を早めるのみならず、危険を示すサインであり、対策の必要があるという風潮になってきたと感じている」

 利用者によってはスマホのみならず、ゲーム機やPC、タブレットに「湿布」のようにたくさん貼る人もいるという。猛暑の影響で、人間以外への冷却グッズも売れ行きを伸ばしそうだ。

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