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ドンキの「洗濯機で丸洗いできる」リュックが夏場にヒット 洗いやすさが生んだ思わぬメリットとは?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月15日 12時0分

ドンキの「洗濯機で丸洗いできる」リュックが夏場にヒット 洗いやすさが生んだ思わぬメリットとは?

「洗っても型崩れしにくいリュック」が好調(提供:ゲッティイメージズ)

 ドン・キホーテが4月5日に発売した「洗っても型崩れしにくいリュック」が好調だ。リュックを洗濯機で丸洗いできるのが同商品の特徴なのだが、どのようなニーズを反映しているのか? 商品担当者に聞いた。

 洗っても型崩れしにくいリュックは、日常使い向けのベーシックタイプ(4389円)と運動やアウトドア向けのスポーツタイプ(5489円)の2種類を用意している。ベーシックタイプのサイズは16(幅)×32(横)×45(縦)センチで、容量は約23リットル。背面部分には、ノートPCを入れるためクッション性が高いパッドを付けた。リュックの両側には、傘やペットボトルなどの収納できるポケットを備えている。カラーはブラックとベージュ2色展開だ。

 スポーツタイプのサイズは22(幅)×34(横)×51(縦)センチで、容量は約33リットル。荷物を整理しやすい2ルーム構造を採用した他、リュックの横振れを軽減するチェストベルトを搭載している。カラーはブラックとグレーの2色を用意した。

●気軽に洗いたいが……

 洗っても型崩れしにくいリュックの特徴は、商品名の通り、洋服のように洗濯機で丸洗いできることだ。一般的にリュックは洗濯しづらいアイテムだが、花粉や衣服の繊維、床に直置きすることによる汚れやホコリ、汗などによって汚れやすい。商品担当者によれば、同社にも「夏にリュックを背負うと汗が染みて不潔だ。そのため洗って清潔にしたいが、なかなか気軽に洗えない」との声が寄せられていたという。

 こうした声を受けて社内で聞き込みをしたところ、同じような悩みが多く聞かれた。さらにリサーチすると、リュックを使う人の約80%が「洗いたいが洗わずに我慢している」「型崩れが不安だが洗っている」という調査結果も。「こうした声や調査結果から気軽に洗えるリュックには潜在的なニーズがあると確信し、2023年6月に開発をスタートしました」(商品担当者)

●自宅やコインランドリーで何度も洗濯

 開発時にこだわったのは、洗濯できる回数だ。「数回の洗濯でリュックが型崩れしたり、使えなくなってしまったりしては意味がありません。具体的な数字で言うと、50回は洗濯できることを目指しました」(商品担当者)

 洗濯機で50回洗えるようにするために、リュックの背面とショルダー部分のクッション材には、通常では使用しない水やねじれに強い素材を採用した。その結果、反発力やしっかり感が強く、長く使用してもへたりにくくなったという。また、細かい部分も接着剤などを使用せず縫製して仕上げているため、型崩れしにくいという思わぬメリットも生まれた。

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