「罰金大国」シンガポール 街中を自動走行する“謎のロボット”の正体は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月12日 6時50分
車体に記載された企業名「Kabam Robotics」をもとに公式Webサイトを確認すると、このロボットは、同社が手掛ける屋外セキュリティロボットで、周囲を360度見渡しながら広範な情報収集が可能だという。
シンガポール警察は、「地上の目」を増強する手段として、空港などに警備ロボットを配備するなど積極活用している。
(参考:「シンガポール警察、空港パトロールにロボット2台を配備」2023年6月19日、CNN)
シンガポールは「罰金大国」としても知られる。つばを吐くと罰金、ごみをポイ捨てすると罰金、公衆トイレで水を流さなければ罰金……と、うそのような細かなルールがたくさんあるという。
パトロールロボットには、こうした公共空間における違反行為を取り締まる目的もあるようだ。シンガポールのホームチーム科学技術庁(HTX)は2021年に、パトロールロボットの実証実験を実施。禁止された区域での喫煙や、ポイ捨て、5人以上の集会などを発見すると、AIシステムが映像をリアルタイムで分析し、ルール順守の警告や注意喚起を発する取り組みを進めてきた。
(参考:シンガポールのホームチーム科学技術庁(HTX)のニュースリリース、2021年9月5日)
人間によるパトロールの負担を軽減する有効性を感じる一方で、プライバシー保護などの課題もあるに違いない。日本で導入するのは容易ではなさそうだ。これも開発独裁のなせる業なのかもしれない。
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