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セブンの低価格おにぎりが販売好調 思い切った値下げ 狙った波及効果とは?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月20日 12時0分

セブンの低価格おにぎりが販売好調 思い切った値下げ 狙った波及効果とは?

どんなおにぎりなのか

 セブン‐イレブン・ジャパンが7月16日に発売した、低価格おにぎりの販売が好調だ。

 好調なのは、「手巻おにぎり しゃけ」と「手巻おにぎり ツナマヨネーズ」(ともに138円)だ。セブンではツナマヨおにぎりを151円で販売していたが、138円に値下げした。しゃけに関しては、もともと189円のおにぎりを販売していたところに、138円の「手巻おにぎり しゃけ」を新たに加えた。

 製法や開発のこだわりはそのままに、中具の原材料を見直すことでコストダウンを図った。同社の広報担当者は「ツナマヨの原料は100%マグロだったが、新商品では原料の一部にカツオを使用している」と説明する。

 同社が8月13日に報道向けに発表した資料によると、これら低価格のおにぎりを投入したことに加え、「『毎日がSPECIAL 夏祭』キャンペーンとして配布したクーポンチラシの効果もあり、おにぎり分類全体の売り上げ伸長につながった」としている。

 筆者が8月上旬に都内店舗を訪れてみると、低価格おにぎりを陳列する棚に「おすすめ!」「税込138円」といった目立つポップが展開されているのを確認できた。こうした積極的な販促も販売増に寄与したと考えられる。

 同社によると、経済性を重視する商品のニーズが高まっていることが低価格おにぎり発売の背景にある。また、手巻きおにぎりは飲料や総菜と一緒に購入されることが多いので、買い合わせニーズを喚起する狙いもあるという。

 ファミリーマートは、「手巻 紅しゃけ」(180円)、「手巻 シーチキンマヨネーズ」(155円)を取り扱っている。ローソンでは、「手巻おにぎり 熟成紅鮭」(192円)と「手巻おにぎり シーチキンマヨネーズ」(157円)を販売している。大手3社のしゃけとツナマヨの手巻おにぎり(スタンダードなタイプ)の価格を比較すると、セブンの新商品は最も安い。

 順調な滑り出しを見せたセブンの低価格おにぎり。今後も消費者の支持を得られるか。

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