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暑いのにもう「おせち」? セブンが予約を早めたワケ

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月21日 19時38分

暑いのにもう「おせち」? セブンが予約を早めたワケ

加賀屋社長の渡辺崇嗣氏(左)、セブン-イレブン・ジャパンデリカテッセン部 シニアマーチャンダイザーの園田康清氏(右)

 セブン‐イレブン・ジャパンは9月2日から、2025年正月向けおせちの予約受付を、全国のセブン-イレブン店舗とネットサービス「セブンミール」で開始する。前年の9月18日から、16日前倒しでの受付開始となる。

●計6品を展開

 同社は1987年から正月向けのおせちを販売。2024年正月のおせちは20万台以上を売り上げた。2025年については、物価上昇などを背景とした生活防衛意識の高まりを受け、経済性のある商品の需要が高まっていると分析。一方で、「ハレの日」における“特別感”のある商品を求めるニーズも継続しているとして、「定番商品」と「特別なおせち」で計6品のラインアップを取りそろえた。それぞれ3サイズずつ展開する。

 同社デリカテッセン部シニアマーチャンダイザーの園田康清氏は商品発表会で、こうした各種おせちについて「大みそかに出荷したその日には、翌年分の開発を始めている。そのくらい、弊社として力を入れている商材だ」と力を込めた。

●「早割」を拡大、定番ラインも価格帯抑える

 定番商品としては、スタンダードな具材をバランスよく詰め合わせた「和のおせち 一段重」(6804円)、「和のおせち 二段重」(1万3986円)、「和のおせち 三段重」(1万9980円)を用意。前年と同名のラインアップだが、前年と同名のラインアップだが、それぞれ756円、54円、540円値下げした。原産地を変更するなど、主に原材料の見直しを行ったほか、品数を絞ったことで実現したという。

 同社は2024年に入って、値下げ商品を相次いで投入している。7月には「手巻おにぎり しゃけ」「手巻おにぎり ツナマヨネーズ」(ともに138円)など、低価格帯のおにぎりのラインアップを拡充。100%マグロを使用していたツナマヨの原料の一部にカツオを取り入れるなど、中具の原材料を見直すことでコストダウンを図り、好調な売れ行きを見せた。広報担当者は、定番おせちの価格見直しについても「お求めやすさ」重視の一環だと話す。

 また、昨年も実施した「早割」のキャンペーンを拡大。インターネット経由の予約が年々増加していることや、コンビニ各社のおせち商戦が早期化していることなどを受け、予約開始日を約2週間前倒した。同社のおせち史上「最速」の日程という。

 さらに、9月16日~10月31日までの予約に適用される10%引きのクーポンに加えて、「超早割」として9月2~15日の予約に適用される20%引きを用意。

●恒例の「加賀屋旅館」監修おせちも

 高価格帯の商品としては、子どもに人気がある洋食具材も詰め合わせた「和洋折衷 おせち一段重」(1万1880円)、石川県七尾市の老舗旅館・加賀屋旅館に監修を依頼した「加賀屋監修 おせち二段重」(2万3760円)、国産具材のみを使用した「国産おせち三段重 極尽」(3万8880円)を展開する。

 園田氏は、16年連続で販売している「加賀屋監修 おせち二段重」について、「特に紹介したい商品」だと強調。購入台数に応じて売上金の一部を能登半島地震の被災地に寄付する「応援商品」に位置付けている。

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