イオンモールとセキュア、完全レジレス・無人店舗の実証実験 人手不足の解消など商業DXを推進

イオンモール羽生店（出所：イオンモール公式サイト）

　セキュア（東京都新宿区）は8月19日、イオンモールと共同で完全レジレス・無人店舗の実証実験を開始すると発表した。2024年秋から1年間、イオンモール羽生（埼玉県羽生市）の2階232区画で実施する。人手不足の解消に向けて、完全レジレスの買い物体験を提供し、その有効性を検証するという。

　実験では、セキュアが展開するレジレス無人店舗「SECURE AI STORE LAB 2.0」の技術を活用。陳列するだけで商品を販売できる仕様とし、遠隔地の特産品や地域のスタートアップ企業の生産品など、販売員の手配や会計対応がネックとなっていた商品の販売をしやすくする。

　その他、モール内における無人店舗の有効性や新たな販売方法の可能性を検証し、外部企業による短期間での販売や地元の小規模小売販売者の販売・PRの効果、販売可能商品の範囲についても調査を行う。

　今後、実験で得た経験やデータを基に商業DXを推進し、小売業における人手不足の解消や、地域で活動する小売業者がイオンモールで事業活動を行う機会を創出していくとしている。