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キリンと三菱重工が共同実証 新型無人フォークリフトで荷役作業の自動化目指す

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月22日 16時50分

キリンと三菱重工が共同実証 新型無人フォークリフトで荷役作業の自動化目指す

キリンと三菱重工、倉庫作業の効率化に向けた共同実証を開始(提供:ゲッティイメージズ)

 キリンビバレッジ、キリングループロジスティクスは三菱重工業と共同で、飲料倉庫への入出庫とトラック荷積み・荷降ろしの自動化に関する実証実験を開始する。実証実験の期間は8月から2026年3月までを予定している。「物流2024年問題」解決に向けて、倉庫作業の効率化を目指す。

 物流業界における長時間労働の要因は長時間の運転だけでなく、荷積み・荷降ろしといった倉庫作業による荷待ち時間も影響している。そのため、物流オペレーター不足や重量物ピッキングへの対策といった、倉庫作業の効率化が課題となっている。

 今回の実証実験は、三菱重工が研究開発を進めるプラットフォーム「ΣSynX(シグマシンクス)」によって自律化・知能化した新型AGF(Automated Guided Forklift:無人フォークリフト)を活用。トラックの荷降ろしから荷積みに至るまで、一連の荷役作業を自動化することを目指す。

 具体的には、入出庫ソリューションの導入を想定した運用プロセスや、トラックへの荷積み・荷降ろし用無人フォークリフト導入を想定した運用プロセスの導出、有人フォークリフトと無人フォークリフトの協働作業時における、安全に関する考え方やルールを検証する。

 キリンと三菱重工の両グループは、自動ピッキングに関する共同実証を2022年11月から2023年6月まで実施。物流現場への実効性が検証されたことから、2024年12月から海老名物流センター(神奈川県海老名市)で「自動ピッキングソリューション」が稼働開始する予定だ。今回の実証実験により、「ピッキング」「入出庫」「トラック荷積み・荷降ろし」の3領域における自律化・知能化に取り組む。

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