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訪日客向けの二重価格、7割が「賛成」と回答 前回調査から11.2ポイントも増加

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月28日 17時15分

訪日客向けの二重価格、7割が「賛成」と回答 前回調査から11.2ポイントも増加

訪日客向けの二重価格、7割が「賛成」と回答 前回調査から11.2ポイントも増加

 マーケティング事業を行うロイヤリティ マーケティング(東京都渋谷区)は、10~60代の男女を対象に、「訪日客向けの二重価格に関する調査」を実施した。訪日客向けに二重価格が設定される場合の賛否について、69.5%が「賛成する」と回答し、前回調査(2月)の58.3%から11.2ポイントも増加したことが分かった。

 内訳は「賛成する」と答えた人が40.9%、「やや賛成する」が28.6%だった。

 賛成派からは「自身が海外に旅行したときに似たような経験をしたので、日本で訪日客向けの料金設定がされるのは至って普通かなと思う」(20代女性)、「オーバーツーリズム対策の一環になってほしい」(60代男性)といった意見のほか、「円安だから」という意見が目立った。

●賛成できない反対派は?

 一方、「賛成できない」と答えた人は11.9%、「あまり賛成できない」は18.6%だった。

 反対派からは「日本のおもてなし精神への評価が下がりそうで嫌だ」(10代女性)、「せっかく来てくれた観光客に対し失礼な感じがする」(20代男性)、「在留資格のある人との判別業務が煩雑になる」(60代男性)といった意見のほかに、「差別」「不平等」という声が多く挙がった。

●国内で二重価格が許容できる場所は?

 国内で二重価格が許容できる場所を聞いた。最も多かったのは「文化施設(博物館、歴史的建造物)」で55.1%、次いで「自然保護区(国立公園、動植物園)」が52.9%とそれぞれ半数を超えた。「飲食店」(27.8%)、「交通機関(電車、バス)」(22.7%)は3割未満だった。

 一方で、いずれの場所も「許容できない」と答えた割合は2割強にとどまり、特定の場所において二重価格を許容する考えが8割にのぼる結果となった。

●国内の二重価格に納得できる条件は?

 どのような情報があれば国内の二重価格に納得できるかを尋ねた。最多は「料金差の基準が明確であること」で58.2%、次いで「使用目的が明確であること」が52.4%、「使用される資金の透明性」が36.2%だった。

●二重価格のデメリット・メリットは何だと思うか

 二重価格のデメリット・メリットは何か聞いた。デメリットで最も多かったのは「特になし」で45.8%、次いで「差別的な印象を与える」が36.2%、「国際的な評判の低下」が17.0%だった。一方メリットについては、最多が「観光資源の維持管理」で49.3%、「経済的負担の軽減」が40.8%、「国内観光客の利便性向上」が32.9%となった。

 今回の調査は、国内在住10~60代男女の「Pontaリサーチ」会員を対象にインターネットで行った。期間は7月8~12日、有効回答数は1200人。

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