生成AIと“壁打ち”できる貸し会議室、秋葉原に リコーの「次世代会議室」採用

リコーの「次世代会議室」、秋葉原に誕生

　生成AIを用いた3Dキャラクターとアイデアの掘り下げ（いわゆる“壁打ち”）を行える──そんな貸し会議室が東京・秋葉原に誕生する。NTT都市開発が運営するLIFORK秋葉原（東京都千代田区）が、リコーの次世代会議室システム「RICOH PRISM」を試験導入。8月28日から予約を受け付け、10月1日から一般利用者向けにオープンする。

　RICOH PRISMのコンセプトは、チームの創造力を高めるための次世代会議空間。映像や光、音を用い、利用者の触感に働きかける空間演出機能を備える。5種類のアプリケーションを切り替えることで、アイデア出しやチームビルディング、マインドフルネス、アート体験などを行えるという。

　アプリケーションの1つ「KABEUCHI」では、壁一面に投影される3Dキャラクター（生成AI）との対話を通じて利用者のアイデアを掘り下げ、整理する。リコーによると「インタラクティブな体験を通じてアイデアはブラッシュアップされ、提案したくなる具体的な形に仕上がる」という。

　LIFORK秋葉原は、NTT都市開発が運営するシェアスペース。リコーはオフィスの持つ価値を「チーム力や創造力を高めるコミュニケーションが活発化する場所」と捉え、RICOH PRISMの試験運用を通じて検証するとしている。