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ベビーカーメーカーが「ショッピングカート」開発 構造の類似点に着目、ノウハウ生かす

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月2日 17時2分

ベビーカーメーカーが「ショッピングカート」開発 構造の類似点に着目、ノウハウ生かす

ベビーカーのコンビが「ショッピングカート」を開発

 ベビー用品を製造販売するコンビ(東京都台東区)は9月下旬、ショッピングカート「mysmooi(ミスモーイ)」を同社公式ストアで発売する。長年のベビーカー開発で培ったノウハウをもとに買い物やキャンプ、旅行でも活用できる商品を提供することで、新たな主力事業の確立を目指す。

 カラー展開は5色で、価格は各3万6300円。6月にクラウドファンディング「Makuake」で販売したところ、目標金額の4倍となる約200万円を集めた。

●全世代が使いやすい「ショッピングカート」を提案

 2020年7月のレジ袋有料化でマイバッグの持参が習慣化する中、同社は荷物入れに車輪が付いたショッピングカートに着目。荷物を持ち上げる頻度を減らし、押す力で軽々と運べて便利なことに加え、ショッピングカートとベビーカーの構造に類似点があることから、これまでに培ってきた独自のノウハウを生かせると考えた。

 同社が行った調査によると、従来のショッピングカートは満足度が高い製品であるものの、畳んだときのサイズに対する不満や使用感における耐久性・操作性への不安、「(持っていると)お年寄りに見える」といったプロダクトデザインへの抵抗感を抱く声があった。こうした課題について、「当社の強みを生かして解決できるものであり、また親しみのあるプロダクトデザインにすることで、全世代のファミリー層が使いやすいショッピングカートを提案できると考えた」(同社)としている。

 車体には、既存商品で「開閉が簡単だ」と高評価を得ている技術を応用し、1秒かつ片手開閉ができる構造を採用。ハンドル部のボタンを押すだけで自動で畳むことができ、同じボタンを押しながらハンドルを引き上げるだけで、かがまずに開けるようにした。

 畳んだ後も自立し、サイズも奥行28×高さ61センチとコンパクトになることから、「玄関での保管やクルマへの積み込みも容易に行える」(同社)という。耐荷重は30キロまでで、重い荷物を入れても倒れたり、ハンドルや車輪が破損したりすることがないように規定された「SG基準」にも合格している。

 車体から取り外せるため、バッグごとそのまま購入品を冷蔵庫へと運ぶことも可能。バッグ単体でも利用できる。

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