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パルシステム、産直米・ごはんパックが多数欠品 8月の注文量は「前年比140%」に

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月3日 17時40分

パルシステム、産直米・ごはんパックが多数欠品 8月の注文量は「前年比140%」に

パルシステムで産直米が多数欠品

 パルシステムは9月2日、9月2~6日の週に配達分の産直米とごはんパックにおいて、一部が欠品状態になっていると発表した。予定数を上回る注文を受けたことが原因。新米が流通するまでは、注文制限などを設けるとしている。

●今後も数量制限・注文制限

 欠品となった商品は、「エコ・山形つや姫(無洗米) 2kg」「エコ・新潟こしひかり(無洗米) 5kg」「徳用おいしいご飯(10個) 200g」などの6~9品(配達曜日により異なる)。

 指定の銘柄を収穫から1年間定期的に届ける「予約登録米」は、通常通り配達する。また、9月16~20日以降の配達分については、数量制限や注文制限を設ける。

 8月26日には、8月26~30日配達分の産直米についても、欠品、遅配・数量制限となる商品が出ているとして組合員に謝罪。欠品の場合、配達6日前の注文締切日(その後欠品が発生した場合は配達当日)に、お知らせを配信するとしていた。

●注文が「通常の5倍」の銘柄も

 2023年の猛暑により、市場に出回るコメの量が減少する中、パルシステムは過去の受注状況や「予約登録米」の予約状況をもとに、年間計画を立ててコメを確保。7月までは注文通りに配送を続けてきた。

 しかし8月以降、台風や地震、量販店の品薄や、コメ不足に関する情報拡散の影響を受け、銘柄によっては注文が通常の約5倍まで跳ね上がったという。こうした想定以上の注文の結果、コメの在庫が逼迫(ひっぱく)。米卸など関係各所との調整をしてきたものの、注文通りに配達することが出来なかったとしている。

 パルシステムは、10月7日~11日配達分には、新米が出そろい状況の解消が見込まれるとして、「産直産地と協力し、今後の状況を見ながら早めの出荷対応を進めていきます」とコメント。「過剰な家庭内在庫は、虫の発生やカビ、ニオイ移りの原因にもなりかねませんので、今しばらく新米をお待ちいただけますよう、ご理解とご協力をお願いいたします」と呼び掛けている。

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