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サッポロとキリンなど5社が、羽田空港でビアガーデンを開催 狙いは?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月7日 7時5分

 今回のイベントには、木内酒造、ヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)、忽布古丹醸造(ホップコタン、北海道上富良野町)と、クラフトビールを醸造する国内3社も参加。サッポロの契約ホップ生産者が栽培したソラチエースを用いて、限定ビールを販売する。ソラチエースが誕生してから40周年という節目にその認知をさらに広げ、「ホップで選ぶ」というビールの楽しみ方を提案し、市場の活性化を狙う。

 現在、日本のホップ生産農家は減少傾向にある。日本産ホップの生産量は、2008~23年までの16年間で446トンから123トンと4分の1に(※キリン調べ)。担い手不足や機械化の難しさもあり、困難な局面が続いている。

 しかし、サッポロとキリンは日本産のソラチエースの生産量を増やしたい考えだ。気候変動といった環境変化にも対応しながら、生産者の支援や新たな品種の開発に取り組んでいる。

 サッポロの新井氏は「いつかは日本産100%の『SORACHI 1984』を作りたい」と意気込みを見せ、キリンの金惠允(きむへゆん)氏(ブルックリンブルワリージャパン コマーシャルダイレクター)も、「ホップの特徴、魅力を生かした商品化が重要だと捉えている。今は圧倒的に海外産が多いが、 日本産のホップの魅力を生かした商品もたくさん作っていきたい」と話す。

 羽田空港に登場した「SORACHI BEER GARDEN」は、2日間で合わせて1000人の来場客数と、3000杯の売り上げを目標に掲げる。5社の取り組みで、ビール市場に新たな風を呼び込めるか。

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