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「白湯専用」電気ケトル発売 開発にあたって苦労したことは?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月8日 6時10分

「白湯専用」電気ケトル発売 開発にあたって苦労したことは?

白湯専用の電気ケトルが登場

●プロダクトInsights

日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。

 生活関連用品を扱うドウシシャ(大阪市)は、白湯を楽しむために3つのモードを搭載した「白湯専科電気ケトル」(1リットル)を10月に発売する。同社公式オンラインストアでの価格は9878円。

 同社は2017年に温度変化を追求したブランド「ON℃ZONE(オンドゾーン)」を立ち上げ、2023年に体を温める“温活”をサポートするアイテムとして「白湯専科マグカップ」を発売。1年で9万個を販売するヒット製品となった。今回、日常で使う電気ケトルでも同じように温活をサポートできる「白湯用の電気ケトルをつくれないか」と考えて、開発が進んだという。

 商品化にあたって、最も苦労したことは「沸騰を継続させてカルキを飛ばすのにかける電力と時間の調整だった」(同社の開発担当者)。高い電力であったり、長時間沸騰させたりすればカルキを飛ばせるが、最悪の場合、中の水が蒸発して「空焚(だ)き状態」になる。逆の場合、カルキが十分に飛ばず、白湯とは呼べないお湯ができあがってしまう。

 この課題をどのようにして解決したのか。ドウシシャが行った調査によると、電気ケトルを使って水道水を一度沸騰させるだけではカルキが残っており、水道水からカルキを取り除くためには10分程度沸騰を継続させる必要があることが分かったという。

 この結果を受けて、白湯専科電気ケトルは3つのモードを搭載。10分間連続沸騰させることでカルキや不純物を取り除く「白湯モード」、飲みたい時間に合わせて白湯ができる「白湯予約モード」、50~100度の間で5度単位で温度設定が可能な「加熱モード」だ。

●お湯がもれにくい構造

 白湯専科電気ケトルを乗せる電源ベースでは、設定温度と現在の温度を同時に表示。ダイヤルを回すだけで細かい温度設定が可能となっている。また、うっかり倒してしまっても中のお湯がもれにくい構造とした。

 サイズは22.5(幅)×19.0(奥行き)×21.5(高さ)センチ(電源ベース含む)。重さは1.0キロ(電源ベース含む)。ボディカラーはグレー、アイボリー、ピンクベージュの3色。

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