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歌い手が目の前にいる? 蓄音機のような「ホーンスピーカー」が登場、特徴は?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月21日 9時45分

歌い手が目の前にいる? 蓄音機のような「ホーンスピーカー」が登場、特徴は?

遠くにいても聴こえる! 蓄音機のようなホーンスピーカー

 生活関連用品を製造販売するドウシシャ(大阪市)は、蓄音機のようなホーンスピーカーを搭載した「ORION Bluetooth搭載CDホーンスピーカー SMS4BT」を発売した。公式オンラインストアでの価格は5万4780円。

 同製品は、CDプレーヤー機能付きのBluetooth対応スピーカー。指向性の強い金属製のホーンスピーカーを採用している点が特徴だ。

 こだわりの強い音響開発担当者が「深夜にグラス片手に日課の音楽を聴くときに、自宅にあるステレオシステムでは歌声が明瞭になるほどの音量で聴くことができない。イヤフォンではなく、スピーカーから出てくる歌声を聴きたいのに、一般的なスピーカーでは音量を上げないと、ボーカルの音が明瞭に聞き取りにくい」といった悩みを抱えていたという。この悩みを解消できないかと考え、開発がスタートした。

 音を広い範囲に届ける一般的な円形のスピーカーではなく、指向性が強くボーカルの周波数帯域に適したホーンスピーカーを採用することで、小さな音量でもしっかりと歌声が聞こえる本製品を企画した。

●社内からは心配の声も

 特徴のある商品だが、開発にあたって社内からはどのような声があったのだろうか。担当者に聞いたところ「『本当に市場で受け入れられるのか』と心配の声がありました。しかしオーディオ製品を購入する人の多くはこだわりが強いので、コンセプトを明確にすれば万人向けでなくても共感し、購入していただけると信じて開発をスタートしました」という。

 ホーンスピーカーはホーンの向いた方向に真っすぐ音が出るため、減衰せず遠くまで音が届く特徴がある。また、人の声が前面に押し出されるよう独自にチューニングしたことで、小音量でもしっかりと歌声が耳元まで届くという。

 筐体には、共振に強いMDF(Medium Density Fiberboard:中密度繊維板)材を使用。表面は光沢感のあるピアノブラック仕上げ、操作パネルにはアルミ削り出し材を採用することで「大人のオーディオとして置いているだけでも様になるデザイン」としている。

 音量つまみにもアルミ材を使用し、つまみ側面の指が触れる部分はラバーを装着することで、心地良い操作感を演出した。

●アナログレコードをほうふつさせるCDプレーヤー

 CDプレーヤーはレコードプレーヤーをほうふつさせるデザインで、本体上部に設置。シングルCDの再生も可能となっている。

 出力(定格出力)はボーカルの声をしっかりと届けることに特化するため、1.1CH方式を採用。底面にウーファードライバーを搭載し、背面にはバスレフポート搭載することで、厚みのある低音域を再生する。

 そのほか、20局プリセット可能なFMチューナー、フォノイコライザーアンプ内蔵のレコードプレーヤーが接続できる3.5ミリモノラル外部入力端子、イヤホンやヘッドホンが接続可能な3.5ミリモノラル出力端子が付属する。

 外形寸法は約404(幅)×506(高さ)×348(奥行き)ミリ、重さは約4.5キロ。動作時の消費電力は20ワット。同製品は8月から販売していて「これまでのところ、売り上げは計画通りに推移しています」(担当者)とのこと。

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