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「うどんみたいな布団」が突如爆売れ、Xで16万いいね 「売れたらラッキーくらいに思ってた」と担当者

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月21日 7時40分

「うどんみたいな布団」が突如爆売れ、Xで16万いいね 「売れたらラッキーくらいに思ってた」と担当者

うどんのような布団とは一体……?

 「今1番気になっているもの 他のこと考えられないくらい気になってる 睡眠用うどんLite」――X(旧:Twitter)に投稿された“うどん状の布団”が大きな反響を呼び、9月20日までに16.8万いいね、2.6万リポストされている。商品を企画・販売しているゴールデンフィールド(大阪市)によると、Xの反響後2日間で通常の2カ月分以上が売れたという。

 睡眠用うどんLiteは、うどんを横に並べたようなクッションで構成された掛け布団。2019年に発売した初代モデル「睡眠用うどん」の付属品を省き、価格を半額に抑えた商品だ。

 発案・企画したのはドライヘッドスパ「悟空のきもち。」を国内外に9店舗運営する、ゴールデンフィールドという企業。「悟空の気持ち。」は“頭ほぐし専門店”として2008年に創業した直後、不眠に悩む人も施術を受けるとすぐに寝てしまうと話題に。現在も予約待ち人数が70万人以上に上っているという人気店だ。

 企画発足のきっかけは、寝具メーカーから快眠布団の開発依頼を受けたことから。ある日の昼食で、女性スタッフがざるうどんを食べながら「ここで寝たい」と発言したことでコンセプトが決まったという。

●「うどん状」であることのメリット

 うどんを並列に並べたような形状はその斬新な見た目だけでなく、機能面のメリットもある。うどんの隙間から手や足を自由に出せるため、掛け布団・枕・抱き枕・足枕など寝る体勢を自由にとれる。また、手足をうどんの隙間から出すことで熱をほどよく放出でき、深い睡眠に入るのを助けるという。

 前身モデルの睡眠用うどんは2019年の発売から累計4万個以上売れたが、リピート購入を希望するユーザーから「普段使わない付属品があるので、それを外してもっと安くできないか」という要望ももらっていた。そこで、あまり活用されていなかった付属品「枕パーツ」「乱れ防止帯」を省き、製造工程も見直したことで低価格化。睡眠用うどん(1万8480円)の半額以下となる8500円で、睡眠用うどんLiteを4月25日に発売した。

 Xでの反響がきっかけで、9月18~19日の期間に500個が売れたという。それまでの売れ行きは月間で200個程度だったというから、2日間で2カ月分以上が売れたことになる。

 「もともと、売れたらラッキーくらいに思っていた」とゴールデンフィールド担当者は話す。「悟空の気持ち。」公式Webサイト上でしか販売しておらず、これまで広告は一度も打ったことがなかった。今回のXでの“バズ”は予想できていなかったという。一方で、大きく拡散された割には売れ行きの伸びは控えめだったとみている。「初めて『うどん状の布団』を試すのは、やはり心理的な壁があるのかもしれない」と同社は冷静に分析している。

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